ホンダF1エンジン、撤退発表後の半分以上のレースで勝利
ホンダのF1エンジンは、皮肉なことに撤退を発表して以降のレースの半分以上で勝利を収めている。

先週末のF1イタリアGPの今シーズン11勝目を挙げたマックス・フェルスタッペンのシーズンは、あと2勝でミハエル・シューマッハ(2004年)、セバスチャン・ベッテル(2013年)に記録したシーズン最多勝利に並ぶことになる。

次戦F1シンガポールGPでマックス・フェルスタッペンが優勝し、ライバルのシャルル・ルクレールとセルジオ・ペレスが下位に終われば、そこでタイトルが確定する可能性があるが、より現実的なシナリオは、1週間後の鈴鹿サーキットでのタイトルを獲得だ。

ホンダが所有するトラックである鈴鹿サーキットでのタイトル確定、そして、シーズン最多勝利の達成は大きな意味があるだろう。

マックス・フェルスタッペンに車に搭載されているパワーユニットは、レッドブル・パワートレインズのブランドがついているが、実際にはHRC(ホンダ・レーシング・コーポレーション)で製造されている。

ホンダは2020年10月に、2021年シーズン限りでのF1撤退を発表したが、それ以来、ホンダF1のハードウェアは勝てるパワーユニットになった。

ホンダF1は、メーカーが2020年のアイフェルGPに先駆けてF1撤退を発表して以来、半数以上(53.33%)のレースで優勝している。次の3レースで勝てなかったとしても、ホンダはF1撤退をして以来、グランプリの半分で勝利していることになる。

マックス・フェルスタッペンのF1イタリアGPでの勝利は、彼の通算31勝目であり、F1レースの歴代優勝者リストでナイジェル・マンセルと並んで 7 位になった。

また、マックス・フェルスタッペンは5連勝しており、これを達成したドライバーは10人未満。他には、ルイス・ハミルトン、ナイジャル・マンセル、ジム・クラーク、ジャック・ブラバムの5人た5連勝を達成しており、ミハエル・シューマッハ、セバスチャン・ベッテル、ニコ・ロズベルグ、アルベルト・アスカリがさらに長い連勝記録を達成しえいる。

レッドブル・レーシングにとって好調な週末が続き、マックス・フェルスタッペンのチームメイトであるセルジオ・ペレスが9回目のファステストラップを記録し、デニー・ハルム、ロニー・ピーターソン、ジャック・ビルヌーブに並んだ。

フェラーリは少なくともホームレースでポールポジションを獲得した。シャルル・ルクレールは、2019年もモンツァでポールポジションを獲得しているが、勝利には至らなかった。彼の17回目のポール ポジションは、マックス・フェルスタッペンとジャッキー・スチュワートに匹敵する。

ニック・デ・フリースは、ウィリアムズでの急遽F1デビューで9位に入賞を果たして2ポイントを獲得。これは、マイアミでアレクサンダー・アルボンが記録したウィリアムズの今シーズンのベストリザルとに匹敵する。ウィリアムズのもう一人のドライバーであるニコラス・ラティフィはいまだにポイントを獲得できておらず、今年すべてのレースに出場したのドライバーのなかでは唯一のノーポイントとなっている。

プラクティス3でアレクサンダー・アルボンの車を引き継ぐ前に、ニック・デ・フリースはすでにプラクティス1でアストンマーティンをドライブしていた。したがって、彼は44年前の同じレースでのハラルド・アートル以来、同じ週末に2つの異なるチームでグランプリ週末を走ったドライバーになった。、1978年のF1イタリアGPで、アートルは、予備予選時にエンサインでエントリーし、予選時にATSに乗り換えたが、予選落ちしている。

今年、アルピーヌがノーポイントでレースを終えたのは 2回目。エステバン・オコンは11位でフィニッシュし、フェルナンド・アロンソはリタイアしが。アロンソは 349 回目のスタートを切り、F1史上最多出場記録を持っているキミ・ライコネンに並んだ。。

周冠宇の1ポイントは、アルファロメオにとって7 レースぶりのポイント獲得となった。これは過去5ラウンドでフェラーリのカスタマーチームが獲得した唯一のポイントとなる。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング