ホンダのF1パワーユニット、エネルギー管理システムの技術指令で後退?
ホンダのF1パワーユニットは、エネルギー管理システムの運用方法に関するFIA(国際自動車連盟)の技術指令によって減速した可能性が噂されている。

ホンダF1は、F1フランスGPで2基目のパワーユニットを投入。そこかでオーストリアの2連戦を含めて連勝を果たし、レッドブルのロードラッグ仕様の空力コンポーネントと共にメルセデスF1を大きく引き離したと考えられた。

しかし、メルセデスがF1イギリスGPで“最終アップグレード”を投入すると状況は一変。F1ハンガリーGPではフロントローを独占するまでパフォーマンス改善させた。

また、過去2戦でマックス・フェルスタッペンが1周目の事故に巻き込まれたことでルイス・ハミルトンはドライバーズ選手権の首位を奪還。メルセデスF1もコンストラクターズ選手権でレッドブル・ホンダから首位の座を奪い返した。

レッドブルF1のモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスは2021年のタイトル争いでエンジン出力の面でゲインをみつけたと語る。

「我々のパワーは、フランスやオーストリアと同じだ」とヘルムート・マルコは Auto Motor und Sport に語った。

「メルセデスはパフォーマンスを上げた」

しかし、メルセデスはそれを否定し、情報筋は「ホンダが一歩後退した」と考えていると認めている。

実際、Auto Motor und Sportは、ホンダF1のエネルギー管理システムを運用する方法に関して1か月にわたる論争があり、舞台裏のFIA指令がホンダを減速させた可能性があるという噂を引用している

しかし、レッドブルだけでなく、フェラーリも主張しているもうひとつの説明として、メルセデスがより多くのパワーを生み出す革新的な冷却方法を見つけたとの噂もある。

レッドブルによると、メルセデスがやっていることは、少なくともグレーゾーンだという

「お楽しみに」とヘルムート・マルコは不敵に語った

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング