ホンダF1 田辺豊治TD 「また一つ記憶に残る勝利を挙げてくれた」 / F1オーストリアGP 決勝
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2021年F1オーストリアGPの決勝レースでのホンダF1エンジン勢の戦いを振り返った。

F1オーストリアGPは、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが圧倒的なペースで3連勝を果たし、ホンダとしては1988年以来の5連勝を飾った。

今大会の勝利が、ホンダとしてはF1通算84勝目。チャンピオンシップでのリードも拡大し、ドライバーズ部門ではフェルスタッペンが32ポイント差、コンストラクターズ部門でレッドブル・レーシングが44ポイント差をつけて首位に立った。

今日のレース後の表彰台には、レッドブル・レーシングの計らいで、2019年のオーストリアGPと同様に、田辺豊治が登壇。壇上のフェルスタッペンや、スタンドをオレンジに染めたフェルスタッペン選手の応援団とともに喜びを分かち合った。

「今日のオーストリアGP決勝は、フェルスタッペン選手がポール・トゥ・ウインで見事に優勝。自身の3連勝とともに、レッドブル・レーシング・ホンダにとっての5連勝を達成することができました」

「ポールポジションからスタートしたフェルスタッペン選手は、先週に続いて完璧にレースをコントロール下に置き、レッドブルにとってのホームレースで連勝という、また一つ記憶に残る勝利を挙げてくれました。いつもながら素晴らしいパフォーマンスだったと思います」

「チームメートのペレス選手は接触により10番手までポジションを落とし、ポジション回復のバトルの中で10秒ペナルティーを科される苦しいレースとなりました。最後までプッシュし続け、6位入賞はいい結果だと考えています」

「スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台はガスリー選手が6番グリッド、角田選手が7番グリッドという好位置からスタートしたのですが、レースペースが上がらず厳しいレースとなりました。粘り強くレースを続け、ガスリー選手が9位入賞、角田選手はペナルティーもあり12位に終わり、週末を通して見せていた速さからすると、残念な結果になりました]

「フランスGPからの3連戦を終え、次戦はホンダ、レッドブル・レーシングともに拠点を置く地元、英国シルバーストーンでのレースになります。ここまでのいい流れを維持して、また十分に準備をして臨みたいと思います」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1オーストリアGP