ホンダF1:2021年 第7戦 F1フランスGP 決勝レポート
F1フランスGPの決勝は劇的な展開となり、レッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペンが優勝、セルジオ・ペレスが3位に入り、チームにとっては今季初のダブル表彰台を獲得。この勝利で、ホンダF1パワーユニットは1991年以来の3連勝を果たした。
戦略の違いによって結果が左右される僅差のレースだったが、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダもピエール・ガスリーが7位入賞。激しい中団争いでポイントを獲得した。
午前中には雨が降ったポールリカール・サーキットだが、F1決勝のスタート時には路面も乾き、ドライコンディションでのレースとなった。
前日の予選でクラッシュを喫した角田裕毅は、ギアボックスの交換に加えて、予選と異なる仕様のフロア装着とサスペンションセッティングの変更を行ったため、レギュレーションによって最後尾からのピットレーンスタートとなった。角田はスタートタイヤにミディアムタイヤを選択。トップ10スタートとなった他の3名も、予選Q2で使用したミディアムタイヤでのスタートとなった。
ポールポジションからのスタートとなったフェルスタッペンは、スタートを上手く決めてターン1へ進入したが、出口で膨らんでしまい、ルイス・ハミルトン(メルセデス)にリードを奪われる。ペレス、ガスリーはそれぞれ4番手、6番手をキープしてオープニングラップを終えた。
角田は素晴らしい出だしを見せ、ハース、ウイリアムズのドライバーをオーバーテイク。その後、ホンダF1 PU勢の中で最初となる15周目にピットストップを行い、ハードタイヤに交換した。
ガスリーは17周目にピットイン。ダニエル・リカルド(マクラーレン)に前を行かれる展開となってしまう。フェルスタッペンは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のピットインに反応して、18周目にピットへ。ここで見事なペースを見せ、ボッタスの前方に留まるだけでなく、その1周後にピットインしたハミルトンの前に出て、実質的なリードを奪います。その後、ペレスが24周目までピットストップを遅らせ、4番手でレースを進め4う。
首位を走行していたフェルスタッペンだったが、後方のハミルトンからプレッシャーを受け続け、タイヤのデグラデーションも進んだことから、レッドブル・レーシング・ホンダは32周目に2度目のピットインを行うことを決断。ミディアムタイヤに交換して4番手でレースへ復帰すると、首位奪還を目指して追い上げを狙う。
3番手のペレスとポジションを入れ替えたフェルスタッペンは、ファステストラップを更新しながらメルセデス勢との差を詰めていく。残り9周で、ボッタスを捕らえて2番手に浮上。この時点でハミルトンとの差は大きかったものの、ペースを緩めずに追撃する。その後、ペレスもボッタスへ追いつき、高速コーナーの“シーニュ”でアウト側から並びかけてオーバーテイク。レッドブル・レーシング・ホンダは2-3番手となる。
フェルスタッペンは、残り2周でハミルトンに追いつき、ミストラルストレートのシケインでオーバーテイクを決めて、今季3勝目を挙げた。また、ファステストラップによる1ポイントも追加し、ドライバーズチャンピオンシップでのリードを12ポイントに拡大した。
ペレスも順位を守って3位でフィニッシュ。レッドブル・レーシング・ホンダは、2人のドライバーが合わせて41ポイントを獲得し、コンストラクターズチャンピオンシップでメルセデスに37ポイント差をつけてリードを守っている。
ガスリーはランド・ノリス(マクラーレン)との激しいバトルを経て、36周目にカルロス・サインツをパスするなど、2台のフェラーリをオーバーテイク。その後、前方のマクラーレン勢へ迫り、7位入賞を果たして6ポイントを獲得した。
角田は一時11番手まで浮上したが、終盤でタイヤが厳しくなったこともあり、13位でフィニッシュ。最後尾のピットレーンスタートから7つ順位を上げて完走を果たした。
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダはコンストラクターズランキング5位を守り、4位のフェラーリとの差を6ポイント詰めて今大会を終えた。
次戦は、1週間後のシュタイアーマルクGP。その翌週のオーストリアGPまで、レッドブル・リンクでの2連戦。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日のフランスGP決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝、ペレス選手が3位表彰台と、レッドブル・レーシング・ホンダとして2人のドライバーが表彰台に上がるとともに、モナコ、アゼルバイジャンに続く3連勝を飾ることができました。ポールポジションからスタートしたフェルスタッペン選手は、一度は2番手に下がったものの、メルセデスと異なる戦略を採り、ラスト2周でハミルトン選手を逆転。見事なパフォーマンスで優勝を獲得しました。終始4番手を走行していたペレス選手も、先行する3台との間隔を上手く見計らいながらレースを組み立てて、終盤ボッタス選手を抜いて3位フィニッシュ。マシンのパフォーマンス、ドライバーの腕、チームの戦略などすべてが上手く噛み合い、本当に素晴らしいレースになりました。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手も粘り強い走りを続けて7位、5戦連続で入賞を果たし、安定した力を見せています。Q1でのクラッシュから、車体側のパーツを交換したためにピットレーンスタートとなった角田選手は最後尾からいくつものオーバーテイクを見せて13番手と、昨日の予選から巻き返しを見せてくれました。今週末のパフォーマンス状況から予想されていた通りに、非常なタフなレース展開になりましたが、それぞれがきっちりとやるべきことを果たし、このような結果を得られたことはこの先シーズンを闘う上で大きな励みになります。またすぐにレースがやってきます、オーストリアでの2連戦に向けてこの勢いを維持していきたいと思います」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「この勝利は、チームの素晴らしい努力によるものです。さらに、このコースでダブル表彰台というのは、現場とミルトンキーンズのファクトリーのみんな、そしてホンダF1のハードワークの結果です。当然、自分で前に出て後続を突き放してという展開を望んでいましたが、F1ではそれが上手くいかないことはよくあるので、今日は本当に苦労しました。2チームが非常に僅差であることが分かったと思いますし、こうして戦略の差で残り2周で前に出て勝利を挙げられたことで、報われた思いです。スタート後のターン1でリアを失ってコースアウトし、ルイス(ハミルトン/メルセデス)に前を行かれたことで、簡単なレースにはなりませんでした。もちろんすぐに対抗しようと思いましたが、まだレースは長いことが分かっていたので、集中し続けました。最初のスティントでは、ルイスと戦えるペースはなかったので、リスクを取って先にピットへ入りましたが、正直ここでアンダーカットが成功して前へ出られるとは予想していませんでした。彼らはハードにプッシュして僕をパスしようとしてきましたが、運よく前に留まれましたし、ミスができないとも思っていました。終盤にかけて少し風が収まり、路面にラバーが乗ってきたことで、そのコンディションにマシンが合っていたので、2ストップ戦略を決断し、それがうまくいきました。最終的に、僕らチームは2台とも適切な戦略を採り、チェコ(ペレス)とともに表彰台に立てて最高の気分でした。オーストリアまでの数日はこの勝利を楽しみ、また戦っていきます」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「チームは最高の戦略で素晴らしい仕事を成し遂げました。いいタイミングで適切な判断をして、現場とファクトリーのメンバーはよくやってくれたと思います。最高の結果が出せたことは大きいですし、とてもうれしいです。ドライバーは常に勝利だけを目指すものなので、僕としては望んだ結果とは言えませんが、最高のマシンを手にしているわけですから、これからもハードワークを続け、改善していくことでさらにいい結果を得られればと思います。2戦連続の表彰台となり、多くのポイントを獲得できましたが、あと3周あればルイスもパスして1-2フィニッシュが果たせたと思うので、僕らにとってホームレースとなるオーストリアではそれが実現できるように、プッシュし続けていきます。2レース続けてシュピールベルク(レッドブル・リンク)でレースがあるのは、僕にとっていいことで、1週目でコースに合わせたマシンパフォーマンスについての理解を深め、2週目にはより高いベースラインから臨むことができます。この勢いを維持して、優勝争いに加われればと思います」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「いいレースができたと思います。手強いライバルの後ろでフィニッシュする形となりましたが、不満はありません。もちろん、心の底にはホームの観衆の前でグリッドから大きく順位を上げてフィニッシュしたかったという気持ちはありますが、難しいレースでしたし、僕らにできることをすべてやりきったと思います。ピットストップでは、リカルド(ダニエル/マクラーレン)とシャルル(ルクレール/フェラーリ)にアンダーカットを許し、2つポジションを落としてしまい、それが尾を引きました。このあとデータを見直して、何か違うことができたのかを確認しなければなりません。今日は持てる力をすべて出し尽くしました。素晴らしいバトルがありましたし、結果には満足しなければなりません。7位フィニッシュというのは僕らにとっていい結果ですし、ホームで貴重なポイントを獲得できました」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「1周目はとてもいい形で、ピットレーンからスタートしてポジションを3つ上げられました。タイヤコンパウンドの異なるアルファロメオ勢の後方で抑えられてしまったので、アンダーカットを試みようとハードタイヤに交換しました。このタイヤを履いてすぐにプッシュしなければならず、レースの終わりには完全にタイヤが終わってしまいました。今回も、F1でのレース経験を積み、走行距離を伸ばすことができたので、僕にとってはとてもいいことだと思います。もっと上位のグリッドからスタートし、ポイント獲得のチャンスを増やせるように、予選について取り組んでいかなければなりません」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1フランスGP / スクーデリア・アルファタウリ
戦略の違いによって結果が左右される僅差のレースだったが、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダもピエール・ガスリーが7位入賞。激しい中団争いでポイントを獲得した。
午前中には雨が降ったポールリカール・サーキットだが、F1決勝のスタート時には路面も乾き、ドライコンディションでのレースとなった。
前日の予選でクラッシュを喫した角田裕毅は、ギアボックスの交換に加えて、予選と異なる仕様のフロア装着とサスペンションセッティングの変更を行ったため、レギュレーションによって最後尾からのピットレーンスタートとなった。角田はスタートタイヤにミディアムタイヤを選択。トップ10スタートとなった他の3名も、予選Q2で使用したミディアムタイヤでのスタートとなった。
ポールポジションからのスタートとなったフェルスタッペンは、スタートを上手く決めてターン1へ進入したが、出口で膨らんでしまい、ルイス・ハミルトン(メルセデス)にリードを奪われる。ペレス、ガスリーはそれぞれ4番手、6番手をキープしてオープニングラップを終えた。
角田は素晴らしい出だしを見せ、ハース、ウイリアムズのドライバーをオーバーテイク。その後、ホンダF1 PU勢の中で最初となる15周目にピットストップを行い、ハードタイヤに交換した。
ガスリーは17周目にピットイン。ダニエル・リカルド(マクラーレン)に前を行かれる展開となってしまう。フェルスタッペンは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)のピットインに反応して、18周目にピットへ。ここで見事なペースを見せ、ボッタスの前方に留まるだけでなく、その1周後にピットインしたハミルトンの前に出て、実質的なリードを奪います。その後、ペレスが24周目までピットストップを遅らせ、4番手でレースを進め4う。
首位を走行していたフェルスタッペンだったが、後方のハミルトンからプレッシャーを受け続け、タイヤのデグラデーションも進んだことから、レッドブル・レーシング・ホンダは32周目に2度目のピットインを行うことを決断。ミディアムタイヤに交換して4番手でレースへ復帰すると、首位奪還を目指して追い上げを狙う。
3番手のペレスとポジションを入れ替えたフェルスタッペンは、ファステストラップを更新しながらメルセデス勢との差を詰めていく。残り9周で、ボッタスを捕らえて2番手に浮上。この時点でハミルトンとの差は大きかったものの、ペースを緩めずに追撃する。その後、ペレスもボッタスへ追いつき、高速コーナーの“シーニュ”でアウト側から並びかけてオーバーテイク。レッドブル・レーシング・ホンダは2-3番手となる。
フェルスタッペンは、残り2周でハミルトンに追いつき、ミストラルストレートのシケインでオーバーテイクを決めて、今季3勝目を挙げた。また、ファステストラップによる1ポイントも追加し、ドライバーズチャンピオンシップでのリードを12ポイントに拡大した。
ペレスも順位を守って3位でフィニッシュ。レッドブル・レーシング・ホンダは、2人のドライバーが合わせて41ポイントを獲得し、コンストラクターズチャンピオンシップでメルセデスに37ポイント差をつけてリードを守っている。
ガスリーはランド・ノリス(マクラーレン)との激しいバトルを経て、36周目にカルロス・サインツをパスするなど、2台のフェラーリをオーバーテイク。その後、前方のマクラーレン勢へ迫り、7位入賞を果たして6ポイントを獲得した。
角田は一時11番手まで浮上したが、終盤でタイヤが厳しくなったこともあり、13位でフィニッシュ。最後尾のピットレーンスタートから7つ順位を上げて完走を果たした。
スクーデリア・アルファタウリ・ホンダはコンストラクターズランキング5位を守り、4位のフェラーリとの差を6ポイント詰めて今大会を終えた。
次戦は、1週間後のシュタイアーマルクGP。その翌週のオーストリアGPまで、レッドブル・リンクでの2連戦。
田辺豊治(ホンダF1 テクニカルディレクター)
「今日のフランスGP決勝は、レッドブル・レーシング・ホンダのフェルスタッペン選手が優勝、ペレス選手が3位表彰台と、レッドブル・レーシング・ホンダとして2人のドライバーが表彰台に上がるとともに、モナコ、アゼルバイジャンに続く3連勝を飾ることができました。ポールポジションからスタートしたフェルスタッペン選手は、一度は2番手に下がったものの、メルセデスと異なる戦略を採り、ラスト2周でハミルトン選手を逆転。見事なパフォーマンスで優勝を獲得しました。終始4番手を走行していたペレス選手も、先行する3台との間隔を上手く見計らいながらレースを組み立てて、終盤ボッタス選手を抜いて3位フィニッシュ。マシンのパフォーマンス、ドライバーの腕、チームの戦略などすべてが上手く噛み合い、本当に素晴らしいレースになりました。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手も粘り強い走りを続けて7位、5戦連続で入賞を果たし、安定した力を見せています。Q1でのクラッシュから、車体側のパーツを交換したためにピットレーンスタートとなった角田選手は最後尾からいくつものオーバーテイクを見せて13番手と、昨日の予選から巻き返しを見せてくれました。今週末のパフォーマンス状況から予想されていた通りに、非常なタフなレース展開になりましたが、それぞれがきっちりとやるべきことを果たし、このような結果を得られたことはこの先シーズンを闘う上で大きな励みになります。またすぐにレースがやってきます、オーストリアでの2連戦に向けてこの勢いを維持していきたいと思います」
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「この勝利は、チームの素晴らしい努力によるものです。さらに、このコースでダブル表彰台というのは、現場とミルトンキーンズのファクトリーのみんな、そしてホンダF1のハードワークの結果です。当然、自分で前に出て後続を突き放してという展開を望んでいましたが、F1ではそれが上手くいかないことはよくあるので、今日は本当に苦労しました。2チームが非常に僅差であることが分かったと思いますし、こうして戦略の差で残り2周で前に出て勝利を挙げられたことで、報われた思いです。スタート後のターン1でリアを失ってコースアウトし、ルイス(ハミルトン/メルセデス)に前を行かれたことで、簡単なレースにはなりませんでした。もちろんすぐに対抗しようと思いましたが、まだレースは長いことが分かっていたので、集中し続けました。最初のスティントでは、ルイスと戦えるペースはなかったので、リスクを取って先にピットへ入りましたが、正直ここでアンダーカットが成功して前へ出られるとは予想していませんでした。彼らはハードにプッシュして僕をパスしようとしてきましたが、運よく前に留まれましたし、ミスができないとも思っていました。終盤にかけて少し風が収まり、路面にラバーが乗ってきたことで、そのコンディションにマシンが合っていたので、2ストップ戦略を決断し、それがうまくいきました。最終的に、僕らチームは2台とも適切な戦略を採り、チェコ(ペレス)とともに表彰台に立てて最高の気分でした。オーストリアまでの数日はこの勝利を楽しみ、また戦っていきます」
セルジオ・ペレス(レッドブル・レーシング・ホンダ)
「チームは最高の戦略で素晴らしい仕事を成し遂げました。いいタイミングで適切な判断をして、現場とファクトリーのメンバーはよくやってくれたと思います。最高の結果が出せたことは大きいですし、とてもうれしいです。ドライバーは常に勝利だけを目指すものなので、僕としては望んだ結果とは言えませんが、最高のマシンを手にしているわけですから、これからもハードワークを続け、改善していくことでさらにいい結果を得られればと思います。2戦連続の表彰台となり、多くのポイントを獲得できましたが、あと3周あればルイスもパスして1-2フィニッシュが果たせたと思うので、僕らにとってホームレースとなるオーストリアではそれが実現できるように、プッシュし続けていきます。2レース続けてシュピールベルク(レッドブル・リンク)でレースがあるのは、僕にとっていいことで、1週目でコースに合わせたマシンパフォーマンスについての理解を深め、2週目にはより高いベースラインから臨むことができます。この勢いを維持して、優勝争いに加われればと思います」
ピエール・ガスリー(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「いいレースができたと思います。手強いライバルの後ろでフィニッシュする形となりましたが、不満はありません。もちろん、心の底にはホームの観衆の前でグリッドから大きく順位を上げてフィニッシュしたかったという気持ちはありますが、難しいレースでしたし、僕らにできることをすべてやりきったと思います。ピットストップでは、リカルド(ダニエル/マクラーレン)とシャルル(ルクレール/フェラーリ)にアンダーカットを許し、2つポジションを落としてしまい、それが尾を引きました。このあとデータを見直して、何か違うことができたのかを確認しなければなりません。今日は持てる力をすべて出し尽くしました。素晴らしいバトルがありましたし、結果には満足しなければなりません。7位フィニッシュというのは僕らにとっていい結果ですし、ホームで貴重なポイントを獲得できました」
角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ・ホンダ)
「1周目はとてもいい形で、ピットレーンからスタートしてポジションを3つ上げられました。タイヤコンパウンドの異なるアルファロメオ勢の後方で抑えられてしまったので、アンダーカットを試みようとハードタイヤに交換しました。このタイヤを履いてすぐにプッシュしなければならず、レースの終わりには完全にタイヤが終わってしまいました。今回も、F1でのレース経験を積み、走行距離を伸ばすことができたので、僕にとってはとてもいいことだと思います。もっと上位のグリッドからスタートし、ポイント獲得のチャンスを増やせるように、予選について取り組んでいかなければなりません」
カテゴリー: F1 / ホンダF1 / レッドブル・レーシング / F1フランスGP / スクーデリア・アルファタウリ