ホンダF1、4台揃ってQ3進出「4台入賞が可能なポジション」と田辺豊治TD / F1エミリア・ロマーニャGP 予選
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治が、2020年のF1世界選手権 第13戦 F1エミリア・ロマーニャGPの予選を振り返った。

イモラ・サーキットで開催されているF1エミリア・ロマーニャGPの初日の土曜日、ホンダのF1エンジンを搭載したレッドブル・ホンダとアルファタウリ・ホンダの4台は、1日を通して全てのセッションでトップ10入りを果たし、好調ぶりを見せた。

2日開催という変則的な開催形式のエミリア・ロマーニャGPは、予選前の唯一の走行機会となる90分間のFPからはじまり、チームは慌ただしく予選へ向けての準備を進めることになった。

ホンダF1エンジン勢は今季初めて全4台がQ3に進出。レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3番手、アレクサンダー・アルボンが6番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが4番手、ダニール・クビアトが8番手でセッションを終えた。

4台全てがトップ10入りすることができたのは、昨シーズンのメキシコGP以来となる。

「2日間開催となったエミリア・ロマーニャGP初日は、午前中のフリープラクティス90分でマシンとPUの最適化を行い、午後には予選を戦うという忙しい一日になりました。短時間でセットアップを煮詰めなければならず、車体・PUともに事前の準備も含めて簡単ではありませんでした」

「そのような中でも、午後の予選ではホームグランプリとなったスクーデリア・アルファタウリ・ホンダの2台がそろって今季ベストリザルトを獲得し、ホンダとしても昨年のメキシコGPの以来の4台揃ってQ3進出と、いい結果を残すことができました」

「アストンマーティン・レッドブル・レーシングのフェルスタッペン選手は、Q2で電装系のトラブルにより部品交換を余儀なくされ1度のみのタイムアタックになりましたが、きっちりQ3進出を果たして3番グリッドを獲得。作業に当たったチームとホンダのメカニックがいい仕事をしてくれました。スクーデリア・アルファタウリ・ホンダのガスリー選手はここのところの好調を維持し自身のキャリア最高に並ぶ4番手獲得と、素晴らしい走りでした」

「明日、ホンダ PUを搭載した2台のマシンが2列目のグリッドからレースをスタートすることを楽しみにしています」

「また、レッドブル・レーシングのアルボン選手が6番手、スクーデリア・アルファタウリのクビアト選手が今年初のQ3進出で8番手と、それぞれ明日に向けて期待を持てる結果になりました」

「4台入賞が可能なポジションですので、きっちりとレースを走り切り、2チームともにポジティブな結果で終われるようにここからも最大限プッシュを続けていきます」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1イタリアGP