「ホンダのF1エンジンはパッケージング面で大きく前進」とアルファタウリ
ホンダは、2020年のF1エンジンで特にパッケージの観点から“大きな前進”を果たしたとアルファタウリのF1チーム代表を務めるフランツ・トストは語る。

ホンダF1は、レッドブルとともに2020年のF1世界選手権でのタイトル獲得に照準を合わせており、昨シーズンから2020年のF1パワーユニットのパワー、信頼性、パッケージングを改善することに懸命に取り組んできた。

2018年からホンダF1とのパートナーシップを経験しているフランツ・トストは、ホンダがF1エンジンで遂げた進歩に感銘を受けていると語る。

ホンダF1が今シーズンにむけて行った開発についてフランツ・トストは「大きなステップアップを果たした」と Autosport にコメント。

「我々は3年間と彼らと一緒に作業している。パワーユニットがモノコックにどのように取り付けられているかに目を向ければ、1年目と比較してそこには大きな違いがある」

「すべてが最適化されている。電気ボックスからウォーターポンプ、オイルポンプに至るまで、あらゆる種類のものが、重心を向上させ、より優れた重量配分を実現している」

「これはもちろん役立つ。パフォーマンスの差別化要因であり、彼らは信頼性の側面とパフォーマンスの側面からも大きな前進を遂げている」。」

アルファタウリのテクニカルディレクターを務めるジョディ・エギントンは、ホンダF1との長期的な関係によって、チームとエンジンサプライヤーの両方が必要なものをより深く理解していることが改善の推進の鍵になっていると語る。

「ホンダF1はパワーユニットをパッケージングのニーズに適合させてくれている。そこには非常に優れたダイナミクスがあり、アルファタウリとレッドブルのニーズを満たすために常に働いている。とにかくそれが延々と続いている。彼らはそれに関して非常に敏感だ」とジョディ・エギントンは語る。

「我々はできる限りタイトにパッケージ化するために本当に多くの提案をすることができ、彼らにはそれを実際に達成するための柔軟性がある。それはある種の進化だ」

「3年目になると、仕事上の関係が形成され、パワーユニットの背後にある彼らの哲学の基本とその継続性が理解できるようになる。そして、継続性は物事をさらに推進し、最適化ための機会が与えてくれる」

レッドブルにとって、ホンダの進歩は今シーズンのタイトル獲得にとって不可欠な要素であると考えられており、レッドブルのチーム代表クリスチャンホーナーは、近年後退していた要因は、ルノーのエンジンパフォーマンスの欠如にあったと認める。

「我々は非常に強力なチームだと思っている。ドライバーラインナップ、チーム、チーム内の強さと深さ、エンジンパートナーも重要な側面だ」

「それはここ数年で欠けていた要素だった。昨年、我々が3勝、そして、ポールポジションを獲得し、シーズンが進むなかでホンダF1との関係は本当に成長したと思う」

「継続性を備えた2年目に向けて、パワーユニットのシャーシにより統合され、当然、我々の期待が高まっている。今年の目標は非常に高い」

「我々は激しいライバル、偉大な競争相手と戦わなければならない。だが、我々のチームには強さと深さがあり、今年こそ一緒に(F1ワールドチャンピオンに)挑戦をしたいと思っている」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / スクーデリア・アルファタウリ