ホンダF1 「サーキット毎のパフォーマンスのバラつきをなくす必要がある」
ホンダF1は、レッドブルがあらゆるグランプリで戦えるように2020年F1エンジンではサーキット毎のパフォーマンスのばらつきを排除したいと考えている。

昨年、ホンダF1はレッドブルとのパートナーシップ初年度にF1エンジンで大きなステップを果たした。マックス・フェルスタッペンが勝利を収めたレッドブル・リンク、ホッケンハイム、インテルラゴスは3つともロングストレートを特徴としたサーキットだ。

レッドブルF1は、マックス・フェルスタッペンとの契約を2023年まで延長し、今年はハイブリッド時代に入って初めて本格的にF1ワールドチャンピオンにチャレンジすることを望んでおり、ホンダF1もその野心を認識している。

ホンダF1のマネージングディレクターを務める山本雅史は、レッドブル・ホンダとしての2年目に現役チャンピオンであるメルセデスに挑戦できるかはずだとの意見に「我々はその見解に同意します」とコメント。

「それを実現するために、ホンダとして良いエンジンを準備する必要があります」

「昨年は不安定とまでは言いませんが、サーキットに向き不向きがあったと思います。そうあるべきではないと思っています」

「我々はマックスにすべてのレースでどこにいても良い、『我々はここにいる』と言えるようにならなければなりません。我々はそのようなエンジンを提供し、優れた開発をしていかなければなりません」

ホンダのF1エンジンは、F1ブラジルGPでトロロッソのピエール・ガスリーがルイス・ハミルトンを抑えて2位でフィニッシュしたように、いくつかのサーキットではパワー面でメルセデスを上回っているように見えたが、ホンダF1はまだ“フェラーリとメルセデスの背後”でシーズンを終えたと考えている。

ホンダのF1エンジンは、マクラーレン時代、そして、レッドブルの以前のエンジンパートナーであるルノーと比較しても、パワー面で明らかにステップアップを果たしており、それがマックス・フェルスタッペンのキャリアベストであるランキング3位に貢献したと考えられているが、それでも、山本雅史は信頼性の向上を一番に評価している。

「過去と比較して、チームやマックスに我々が与えたものはおそらくパワーユニットの信頼性だと思っています。それによって、彼は予選にむけてセットアップにより多くの時間をかけることができています」と山本雅史はコメント。

「彼はエンジンが壊れることを心配する必要はなくなりました。それによって、彼はレースと予選のためにもっと時間をかけることができました」

「それがマックスが2018年よりもより良い結果を残せた理由だと思っています」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ホンダF1