F1 ホンダF1
ホンダF1は、第4戦 F1アゼルバイジャンGPで20馬力に相当するアップグレードを投入すると De Telegraaf が報じている。

記事によると、上海でレッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコはホンダからそのような報告を受けたことを確認したという。20馬力は1周あたり0.2秒のゲインを生み出すと考えられている。

今年、F1エンジンの勢力図ではフェラーリが優位に立っており、GPSデータによるとフェラーリはライバル勢に対して40馬力のアドバンテージがあり、フェラーリのF1エンジンの出力は現在1000馬力を超えていると推測されている。

ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治もまだフェラーリやメルセデスにはパフォーマンス面で劣っていることを認めている。

「開幕戦と第2戦に続き、トップチームと我々とのパフォーマンスの差が明らかに結果に現れたレースでもありましたし、その差を詰めるべく、チーム一丸となって開発を進めます」とF1中国GPを終えた田辺豊治は語っている

今回のホンダのF1エンジンのアップグレードがコンポーネント交換を伴うものなのか、ソフトウエアを含めたチューニングによって実現するものなのかは De Telegraaf は触れてはいない。

ドライバーは、1シーズンにつき、内燃エンジン、MGU-H、ターボチャジャーを3基まで、MGU-K、コントロールエレクトロニクス、エネルギーストアを2基までペナルティなしで交換できる。

そのため、均等に割れば、第7戦カナダGPが各エンジンメーカーの1回目の大幅アップグレードのターゲットなる。
しかし、レッドブルはシーズン前からパフォーマンス向上のためであれば、エンジン交換によるグリッド降格ペナルティも厭わないと発言している。

ホンダのF1エンジン開発を強化するために2019年シーズン中にグリッドペナティを受ける意思はあるかと質問されたクリスチャン・ホーナーは「そうだね。それが理にかなっているのであればそうするつもりだ」とコメント。

「過去数年で我々が適切な会場でペナルティを選んできたのを見てきたと思う。去年のロシアではマックスはすでに6周目までにトップ5まで挽回していたし、適切な会場を選んでパワーユニットの開発を支援することができるのであれば、戦略的に痛みを軽減されるだろう」

ヘルムート・マルコも「我々はシーズンで5基のエンジンを使うことになると予想している。しかく、賢くペナルティを計画すれば、ダメージは小さくなる。パフォーマンスの方がより重要だ」と語っている。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1