ホンダF1
ホンダF1のテクニカルディレクターを務める田辺豊治は、2チーム・4台へのF1エンジン供給によって開発スピードは間違いなく上がっていると語る。

2015年にF1に復帰したホンダは、最初の3年間はマクラーレン、そして、昨年はトロロッソと1チームのみにF1エンジンを供給してきたがし、今年からトロロッソの上位チームであるレッドブル・レーシングにもエンジン供給を開始。パワーユニット時代となって初めて2チームへの供給には大きなメリットを感じていると田辺豊治は語る。

「2チームとなり、1チームだった頃と比較して2倍のデータを得られますし、チームの理念や作業方法にいくつかの違いがあるので多くのことを学びました」と田辺豊治はコメント。

「それによって2倍だけでなく、2倍以上の情報を受け取ることができますし、4名のドライバーは少しずつ特徴やドライビングが異なります。いくつかの点ではかなり大変ですが、2チームに供給することで我々の開発は間違いなく加速しています」


新体制での初戦となったオーストラリアGPでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが3位入賞を果たしてホンダに11年ぶりの表彰台をもたらした。開幕2戦でホンダのF1エンジンを積む4台はすべて完走を果たしており、順調なスタートを切っている。

「これまでのところ、今シーズンはそれなりのパフォーマンス、それなりの結果でスタートを切ることができています」と田辺豊治はコメント。

「ですが、“それなり”というのは“まだ完璧ではない”ということです。フロントランナーと我々との間にはまだ大きなギャップがあるのは明らかです。ですから、ここで他と競争するためにパフォーマンスを改善するためにプッシュしていく必要があります。すぐにパフォーマンスを向上させることは容易ではないと理解していますが、プッシュし続けていきます」

ホンダのF1エンジンのフェラーリとメルセデスに対してどれくらい遅れているかと質問された田辺豊治は「特定の数字を教えることはできません。ですが、コース上でそのギャップはわかるはずです」と語った。

今年のF1中国GPは、1950年5月13日に行われたイギリスGPから数えて1000回目の記念すべきレースとなる。

F1に関わることになった理由について質問された田辺豊治は「子供の頃からクルマにとても興味を持っていました」とコメント。

「その時代、日本では実際にはあまり多くのレースがありませんでした。ですが、その後、ホンダは第2期としてF1を開始しました」

「その後、ホンダに入社して上司に『F1で働きたい』と伝えました。そして今、私はF1で仕事をしています」

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