ホンタ R108(画像)
ホンダは6日、スペインのヘレスサーキットにて2008年シーズン開幕前の最終テストとなる3日間にわたるプライベートテストを完了させた。

テストには、最新のエアロパッケージや足回りなどがいれられたRA108が持ち込まれ、レースドライバーのジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロ、テストドライバーのアレキサンダー・ブルツが、それぞれ2日ずつドライブを担当した。

オーストラリアでのシーズン開幕を1週間後にひかえ、チームは、新しいパーツを評価し、開幕フライアウェイ3戦で使用するRA108の最終スペックを確認。予選およびレーススタートを含むレースシミュレーションを実施した。3人のドライバーは、3日間で合計603周、2,670km以上を走り込んだ。

ジェンソン・バトン
「シーズン開幕前の最後テストはうまくいったよ。マシンの新たな開発を評価するのにとても有益だった。レース週末の準備として、何度かロングランに完了させ、パフォーマンス面の進歩には満足している。序盤数戦の予想については現実的だし、まだまだ道のりは長い。」

ルーベンス・バリチェロ
「今週は新しいエアロパッケージをのせた最終スペックマシンを運転した。直接的なパフォーマンスを比較でき、とても有益なテストになったよ。今日は新たなパーツでたくさのお走行を完了させ、とてもためになったね。プライベートテストだから、ライバルと比較することはできないが、確実に正しい方向に進んでいると感じている。マシンは改善されたし、シーズン開幕のための準備は順調だよ。」

アレキサンダー・ブルツ
「最後の冬季テストは、とても良い訓練になった。新しいエアロアップデートはセットアップの新たな可能性を広げたし、タイヤをよりうまく使えるようになった。何のトラブルも2度のレースシミュレーションを完了し、シーズン開幕戦に向けて、良い準備ができたと思っている。次の数レースで、マシン開発を継続していくことを楽しみにしている」

スティーブ・クラーク
「今週、ヘレスでのプライベートテストにおける進歩には満足している。メルボルンのためRA108が決まった。新しいパッケージは1周の速さだけでなく、ロングランでも素晴らしく進歩している。実質的に、発表会の仕様から全てのウイングとボディワークのコンポーネントがアップデートされた。突発的な強風により、テストコンディションはやりがいがあった。来週末のオーストラリアのレースで、このパッケージがどうなるか、楽しみにしているよ」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1