ホンダF1
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介は、2018年から年間パワーユニットエレメントの使用数を3基に減らすというFIAの計画は、F1のコストを増加されるという望んでいることとは反対の結果をもたらすことになると語る。

長谷川祐介は、複数のレース週末に耐えうる信頼性の高いエンジンを生産することは、各メーカーが競争力を維持しながら、持続可能なエンジンを製造するために、多額の研究開発費を投資しなければならないことになると語る。

今年、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソとストフェル・バンドーンは、年間使用数を超えたパーツの導入によって、グリッドで最大の降格ペナルティを科せられている。

フェルナンド・アロンソは、4戦を残して、すでに10基目のターボチャージーとMGU-H、8基目のICE(内燃エンジン)とMGU-K、7基目のエネルギーストア、6基目のコントロールエレクトロニクスを使用しており、事実上、年間で許可されているパワーユニットエレメントの倍のパーツを投入している。

2018年には、ICE、MGU-H、ターボチャージャは各3基、エネルギーストア、コントロールエレクトロニクス、MGU-Kは各2基に制限される。

長谷川祐介は、それらパワーユニットエレメントの使用制限の強化は、競争力と信頼性を目指すうえで“難しいチャレンジ”をもたらすことになると警告する。

「非常に難しいチャレンジです。もちろん、ホンダやいくつかのメーカーにとって3基のエンジンは非常に難しいことです」と長谷川祐介はコメント。

「3基のエンジンはコスト削減にはなりません。チームは常に3基目のエンジンのパフォーマンスを向上させることを奨励されているので、そのために予算を増やす必要があります。FIAが3基のエンジンで予算の削減を狙っているのであれば、それはまったくの正反対です」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1