ホンダ F1 長谷川祐介
ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介が、F1オーストリアGPの金曜日記者会見に出席。記者からの質問に答えた。

新しいターボは過去2レースで役に立っているように思います。パワーユニットから最大限を引き出せるまでどれくらいのところに来ていますか? この現在のパワーユニット設計は適切なものですか? 2017年にむけて再設計は必要としていないですか?

ターボに関しては、カナダで新しいターボを投入しています。もちろん、パフォーマンスには決して満足していませんし、常に改善できる余地はあります。ERSシステムという点に関しては、レギュレーションでいくつか制限があり、最大パワーは120kwです。エネルギーも制限されています。ですので、その点ではほぼ妥当なものを達成できていると思いますし、タービンからのレベルには満足しています。去年はここでストレートの半分でパワーがカットオフされていましたし、去年はそこが大きな難点でした。ですので、その点では誇りに思っています。ですが、その一方で、内燃機関という点ではまだエンジンパフォーマンスを改善する必要がありますし、現在、再設計のために非常に懸命に仕事をしています。来年にむけては再設計ではないですが、エンジンを改善するために作業が進んでいます。

2017年は再設計ではないのですか?
完全に再設計というわけではありません。もちろん、再設計が必要な場所はたくさんあります。

今後数カ月、そして残りのシーズンの開発計画がどのようなものかお話しいただけますか?
数レース以内にいくつかアップデートを導入できることを期待しています。いくつか良いエレメントがあるのはすでに認めていますし、準備が出来たらすぐにでも導入するでしょう。

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / マクラーレンF1チーム