ホンダ 「トロ・ロッソへのパワーユニット供給は非常に難しい」
ルノーとのパートナーシップとを1年早く終了し、F1撤退を警告しているレッドブルとジュニアチームのトロ・ロッソには、2016年のパワーユニットがない状態となっている。
レッドブルはメルセデスに断られ、現在はフェラーリと交渉中。その後、メルセデスは2016年からマノー・マルシャに供給することを発表している。
フェラーリはすでに既存のカスタマーであるザウバーに加え、新規参戦するハースF1チームへの供給が決まっており、トロ・ロッソがホンダに切り替えれば、チーム数が減るため、レッドブルはフェラーリのエンジンを手に入れやすくなるだろう。
だが、トロ・ロッソへの供給可能性を質問された新井康久は、ホンダは更なる契約を結ぶ前にパフォーマンスを改善させなくてはならないと述べた。
「トロ・ロッソが我々のところに来るのは難しいでしょう…パワーユニットの成熟度を見ると非常に難しいです」と新井康久は F1i にコメント。
「まず、我々は自分たちをあるべき位置に持っていかなければなりません」
トロ・ロッソのチーム代表のフランツ・トストは、ホンダの可能性を除外しないが、競争力を発揮できなければトロ・ロッソのスポンサー契約に影響を与えかねないと警告した。
「まずはコンペティティブなマシンを作らねばならない。我々はスポンサーに頼っており、パートナーに良いパフォーマンスを見せる責任がある」とフランツ・トストは述べた。
「結果がどうなるか、我々が来年度のエンジンを使うかはまもなくわかるだろう。早く決めなければならない。そうしなければ、設計の面での時間がなくなりつつある」
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