ホンダ F1
ホンダは、F1中国GPの予選で、ルーベンス・バリチェロが14位、ジェンソン・バトンが18番手だった。

第1セッション、ホンダ勢は、最初の2回のアタックをいずれもプライム(ハード側)タイヤで行った。この時点でバリチェロは、午前中のラップタイムを更新して13番手。セッション終了間際に最後のアタックに出て行くが、バトンはタイムを更新できず18番手のまま。一方のバリチェロは15番手で、第2セッションへと進んだ。

第2セッションの1回目のアタックで、バリチェロは1分36秒079と、第1セッションのタイムをコンマ6秒近く更新する。しかし上位陣は軒並み1分35秒台に入っており、暫定14番手にとどまった。とはいえバリチェロからトップのF・マッサ(フェラーリ)まで、タイム差1秒もない接戦。

バリチェロはオプション(ソフト側)タイヤに履き替えポジションアップを狙うが、タイム更新はならず14番手に終わった。

ルーベンス・バリチェロ (14位)
「今日Q2に進んだアタックはとてもよかった。アウトラップは混み合っていて、グリップが不足するのではないかと心配していただけに、本当に力を入れた。マシンのポテンシャルを可能な限り引き出し、1分36秒079をマークしたのは、このサーキットでの僕のベストラップだったのではないかと思う。それ以上はできなかっただろう。特に、昨日難しいフリー走行の後だけに、今日のパフォーマンスは良かったし、明日のレースに向けたグリッド位置にも満足している。」

ジェンソン•バトン (18位)
「午前のフリー走行後にはバランスに十分満足していたが、予選では残念ながらそれが消えてしまった。午後は、プライム(ハード側)タイヤでフロントのグリップが不足し、いいバランスを見つけられず、コーナー出口のトラクションが厳しい状況だった。なぜこのようなことが起こり、マシンからベストを引き出すことができなかったかを調べなければならない。この位置から、明日はタフなレースになるだろう。」

スティーブ・クラーク レース兼テスト担当 ヘッド・エンジニア
「昨日は苦戦したが、われわれのパフォーマンスは金曜のタイムシートに出ているほど悪くはなかった。今日の午前、オプション(ソフト側)タイヤをうまく働かせるのが難しかったので、Q1ではプライムを使用した。これがルーベンスにはうまく作用し、彼はマシンの力を引き出すことができた。しかし、ジェンソンは最後のアタックでバランスをとることができなかった。Q2では路面が温まり、ルーベンスが使っていたオプションタイヤがコンマ数秒速かったので、タイヤ選択によっては、ジェンソンもQ2に進出できたのではないかと思う。Q2でのルーベンスの2回目のアタックは、バランスが完ぺきとは言えず、彼はコンマ数秒ロスした。仮にあとコンマ何秒か速かったとしても、Q3へ進むのは難しかっただろう。」

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カテゴリー: F1 / ホンダF1 / F1中国GP