ルイス・ハミルトン 「バスールでさえ僕を疑った瞬間があったはず」

2025年の苦しいシーズンを経て復活を遂げたハミルトンは、自身だけでなく周囲にも疑念があったことを認めながらも、最後まで支え続けたバスールの存在が復活の大きな要因だったと明かしている。
「僕は何度でも立ち上がる」 ハミルトンが語る復活への道のり
ルイス・ハミルトンのモットーは「Still I rise(それでも僕は立ち上がる)」だ。
バルセロナでの勝利は、その言葉を象徴する結果となった。
ハミルトンはフランスの放送局Canal+に対し、現在の心境を次のように語った。
「言葉で説明するのは難しい。感謝の気持ちでいっぱいだし、一緒に働いているチームや人々を本当に誇りに思う」
「昨年はチームにとっても、僕自身にとっても、公私ともに本当に厳しい一年だった」
「でも冬の間に自分を立て直すことができた。トレーニングを積み、集中力と精神的な強さを取り戻した。そして周囲のチームや支えてくれる人たちとの体制も再構築した」
「それによって、どんな時でも決して諦めてはいけないということを改めて思い出した」
「バスールにも疑念はあったはず」 それでも支え続けたフェラーリ代表
ハミルトンは、期待された結果を残せなかった2025年シーズンについて率直に振り返った。
そして、自身をフェラーリへ招いたフレデリック・バスールに対して深い感謝を示した。
「僕を信じてくれたこと、支えてくれたこと、そしてこのチームへ連れてきてくれたことに対して、フレッド(バスール)には永遠に感謝している」
「昨年は彼にとっても僕にとっても難しい一年だった。そして彼自身にも、周囲の人たちにも、僕に対する疑念が生まれた瞬間は間違いなくあったと思う」
「それでも彼は下を向かず、僕を支え続けてくれた」
ハミルトンによれば、特にシーズン終盤におけるバスールとの対話が復調のきっかけになったという。
「とりわけシーズン終盤には、彼は本当に僕の話に耳を傾けてくれた。そしてパズルのピースを正しい位置へ動かす手助けをしてくれた。そのおかげで僕は最高の状態を取り戻すことができた」
「そして僕自身もチームを前へ押し上げたと思っている。ただ、それは工場で懸命に働く素晴らしい人たちがいなければ実現できなかった」
フェラーリF1の課題は依然としてパワー不足
バルセロナで勝利を手にしたものの、ハミルトンはフェラーリが依然として課題を抱えていることも認めている。
特にパワーユニット面では改善の余地があるとの見方を示した。
「僕はこのチームが成し遂げられることを本当に信じている。今日もそうだったように、まだパワー不足はある」
「でも僕たちには進むべき方向性があるし、どこへ向かわなければならないかも分かっている」
「今は一つひとつレンガを積み上げていく段階だ。まだ道のりは長い」
「学び続け、小さなものであっても前進し続けなければならない」
「そうすれば、これからもライバルたちにプレッシャーをかけ続けられると本当に信じている」
バルセロナで待望のフェラーリ初勝利を手にしたハミルトン。2025年の苦闘を経て築かれたバスールとの信頼関係が、スクーデリア復活への大きな原動力となっている。
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