ルイス・ハミルトン、フェラーリSF-26本格走行「興味深い点が見つかっている」
ルイス・ハミルトンはバルセロナで行われている2026年F1非公開シェイクダウンテストで、ドライコンディション下で85周を走破した。火曜日は雨に見舞われたため、これがフェラーリSF-26にとって事実上の“初の本格テスト”となったが、大きなトラブルはなく走行を終えている。

午前中のみで85周を積み重ねた点も、フェラーリ陣営にとっては大きな収穫だった。

午後はシャルル・ルクレールがマシンを引き継ぎ、最終日も両ドライバーが走行を分担する予定だ。信頼性面で順調な滑り出しを見せたことで、チームはロングランや新しいパワーユニットの理解に作業の比重を移しつつある。

ハミルトンは、ようやくドライで走れたことが学習の面で大きかったと振り返っている。

「ようやくドライで走れて、きちんとコース上で作業ができたのは良かった。初日はひどい雨だったからね。外に出て状況を確認できたのは有意義だったし、フィオラノでは1周か2周しか走れていなかったから、マシンを感じる程度で終わっていた」

「だから、いくつかのランをこなしてタイヤを理解できたのは本当に良かった。C2とC1を使ったけれど、この寒さではタイヤはあまり機能しない。それでもプログラムは完了できたし、マシンが今どこにいて、どこを改善すべきかのイメージは持てている」

この日のバルセロナは気温が低く、路面温度も上がらなかった。午前中には第3セクター入口でリヤを失い、ハミルトンが軽いスピンを喫する場面もあったが、走行への影響はなかった。

フェラーリは今回投入しているSF-26について、あらかじめ「ベーシックな仕様」であることを明かしており、本格的なアップデートはバーレーンテストやシーズン序盤に予定されている。それだけに、今回のテストは純粋に理解とデータ収集が目的となっている。

ハミルトンが特に手応えを感じているのは、信頼性の高さだ。85周を問題なく走り切れたことは、2026年という大幅なレギュレーション刷新を考えれば、非常に前向きな材料となる。

「テストではとにかくたくさん走りたいものだ。今朝は85周走れた。これは本当にすごいことだと思う。ここまでマシンが信頼性高く動いているのは、工場で働くすべての人たちが素晴らしい仕事をしてくれたおかげだ」

「去年のテストは、正直言ってもっとひどいスタートだった。完全に新しいレギュレーションを考えれば、今回はそれよりも良い出だしだと思うし、この流れが続くと本当に自信を持っている」

今後の焦点は、走行距離をさらに重ねながら、パワーユニットのエネルギーマネジメントやエアロダイナミクスの理解を深めていくことにある。ハミルトン自身、すでにいくつかの興味深いポイントを見つけているという。

「僕たちにとっては、とにかく走行距離を増やして、このエンジンやマシン、エアロについてできるだけ多くの知識を得ることが重要だ。今朝は決められたプログラムをこなして、いくつか興味深い点が見つかった。午後はシャルルが少し違うことを試していて、それも良いことだ」

「一日の終わりには、みんなで集まって問題点や良かった点、悪かった点を整理し、翌日に何をテストするかを決める。すでに良いデータは揃っているから、それを正しく理解して、バーレーンに向けて何を進めていくかを明確にするだけだ」

フェラーリとハミルトンにとって、バルセロナでの85周は単なる周回数以上の意味を持つ。2026年シーズンに向けた第一歩として、確かな土台が築かれつつある。

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / スクーデリア・フェラーリ