ルイス・ハミルトン 黄旗違反でF1イタリアGPで5グリッド降格ペナルティ

ハミルトンは雨粒が落ち始めたザントフォールトのターン3でマシンをコントロールできずにクラッシュして日曜のレースをリタイア。直後にチームメイトのシャルル・ルクレールがメルセデスのキミ・アントネッリと同じセクションで接触し、スクーデリアはダブルDNFを喫した。
その後、今季2度目のフェラーリのホームレースを前に、オランダでのレース前レコノサンスラップ中に発生したダブル黄旗違反に関連して、次戦での予選順位から5つポジションを降格するペナルティが科されることが確認された。
「トラックの性質上、レースディレクターはすべての参加者に対し、ピットレーン手前の最終コーナーでダブル黄旗が振られると通知していた」とスチュワードの報告書には記されている。「これは、グリッドおよびピットレーンにいる人々の安全を確保するためである」
「規則では、ドライバーはダブル黄旗のマーシャリングセクターを通過する際に『速度を著しく落とす』ことが求められている」
「我々はFIAシステム内の利用可能なテレメトリーを精査した。加えてチームにもテレメトリーデータの提出を求めた。このために時間を要し、決定が遅れる結果となった」
「さらに、第44.1条は複数のレコノサンスラップを行うすべてのドライバーに対し、ピットエントリーロードを『大幅に減速』して走行することを求めている」
「データによれば、このドライバーは同じ地点でのプラクティス時の速度より約20km/h遅くダブル黄旗セクターに進入し、スロットル操作を10〜20%減らし、ピットレーン進入時には70メートル早くスロットルオフおよびブレーキを行っていた」
「しかし、我々はダブル黄旗セクターでの速度を20km/h減速することを『著しく』減速したとは考えなかった。また、ピットエントリーロード進入時の速度も『大幅に』減速していたとは見なさなかった」
「このような違反に対するペナルティガイドラインは通常、次戦での10グリッド降格である。しかし、ドライバーが減速と早めのブレーキを試みたことを考慮し、これを酌量すべき事情として認め、5グリッド降格のペナルティを科すことにした」
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