ルイス・ハミルトン F1スペインGP予選「まだプッシュするとパフォーマンスを失う」
ルイス・ハミルトンは、2024年F1第10戦スペインGPの予選で3番手タイムをマーク。フロントローに届かなかったメルセデスが予選でライバルと競争するにはまだやるべきことがたくさんあると語った。

彼のチームメイトであるジョージ・ラッセルは、2週間前に低速で短いコーナーがほとんどを占めるジル・ビルヌーブ・サーキットでポールポジションを獲得した。今週末の長い高速コーナーを中心としたカタルーニャ・サーキットでは、メルセデスのドライバーは2列目、トップから0.3秒差で予選を終えた。

ルイス・ハミルトンは、ドライバーが予選でW15のパフォーマンスを最大限に引き出すためには、メルセデスがタイヤのパフォーマンスを最大限に引き出すことに集中する必要があると考えている。

「予選では、まだ少しパフォーマンスが足りなかった。すべては視点の問題だ。前進したのかもしれないけど、僕にはもう少し足りなかったように感じられた」とハミルトンは語った。

「しかし、プッシュし始めるとマシンはそれを嫌がる。プラクティスで少し余裕を残しておくとマシンはとてもいい感じになる。でも、ラップタイムを少しでも伸ばそうとして本当にマシンに寄り掛かると本当に苦労する」

「すべてはタイヤの問題だと思う。Q1では、タイヤブランケットの問題で0.7秒遅れていた。その後、次のセッションでそれを解決した。だから、少し後手に回ることになった」

「でも、それ以外は、言ったようにマシンは良い。上位につけて、今年最高の予選ができたので、本当に感謝している」

ルイス・ハミルトン F1 スペインGP

ルイス・ハミルトンの3番手は、今シーズン初めてグランプリ予選でトップ3に入ったことになる。 彼はその後の記者会見で、「また上位に戻れて嬉しい。このソファーはイケア製じゃないけど、このソファーに座れるのが懐かしい」と語った。

「でも、全体的に見て、進歩しているのを見るのは素晴らしいことだ。ここ数レースで、前方の選手たちに徐々に近づいてきていることがお分かりだろう。だから、今日はマシンのパフォーマンスが少し向上したと思う」

「でも、本当にギリギリの状態なので、マシンにはまだ改善の余地がある。でも、3番手になれて本当に嬉しいよ。スタート位置としてはかなり良い。第1コーナーまでの長いストレートがあるからね」

ポールポジションのランド・ノリスとのタイム差は「かなり大きい」が、「このコースでは悪くない」とハミルトンは語った。

「ラップを重ねるごとに、少しタイムロスがあると思う。おそらくコンマ2秒は縮められたかもしれないが、それでも彼らはわずかながら有利だ」

「でも、このようなコースでこれほど接近戦を展開できたことは、僕たちが正しい方向に向かっていることを示す確かな証拠だ。彼らに十分に互角に戦えるようになるためには、今後数レースで改善すべき点がある」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / F1スペインGP