「今同じF1チームで戦ってもハミルトンはフェルスタッペンに勝てない」とエディ・ジョーダン
元F1チームオーナーのエディ・ジョーダンは、同じ条件でルイス・ハミルトンがマックス・フェルスタッペンに勝つには「年を取りすぎている」と考えている。

ハミルトンとフェルスタッペンは2021年のドライバーズタイトルをめぐって激しいバトルを繰り広げ、物議を醸した最終戦アブダビGPのレースの末、最終的にはフェルスタッペンが勝利した。

しかし、メルセデスは現行のテクニカルレギュレーションの対応に苦闘しており、ハミルトンは2021年12月以降、1勝もできていない。

一方、レッドブルは最新のレギュレーションをクリアし、2023年の前半戦は無敗をキープ。フェルスタッペンが2位に125ポイントをつけてチャンピオンシップリードをリードしている。

レッドブルのチームメイトであるセルジオ・ペレスが苦戦を強いられ、メルセデスではハミルトンの契約状況が悪化する中、ジョーダンと評論家仲間のデビッド・クルサードはFormula for Successのポッドキャストで、ハミルトンが同じチームでフェルスタッペンと対戦する可能性について議論した。

クルサードからハミルトンは「マックスと直接対決するには年を取りすぎている」かと尋ねられたジョーダンは「そうだね。彼はまだグランプリで勝てると思うが、彼が勝つには特定のことが必要になるだろう」と答えた。

「マックスは年齢、経験、信念、知識、チームと彼の周りにいる人たちなど、そのすべてにおいてスイートスポットにいる。同じクルマで、同じ年齢という話であれば、勝つのはマックスだと思う」

クルサードは25歳のフェルスタッペンが38歳のハミルトンよりも有利だという評価にはそこまで納得はしていないものの、ジョーダンの主張には賛同した。

「私はまだルイスは勝てると思っている」とクルサードは付け加えた。

「もし彼らが同じチームにいたら、何らかの接触があっただろう。プロストとセナのようなものだ」。

「まあ、マックスが有利だと言わざるを得ない」

「ルイスはトラックを離れると、あらゆることに情熱がある多忙な少年に見える」

「ご存知のように、マックスはトラックを離れているときはシミュレーターやeゲームチームに集中しており、ドライビングに関係することすべてに没頭している」

ハミルトンはまだこのレギュレーションサイクルでの初勝利を待っているが、7度のワールドチャンピオンであるハミルトンはハンガリーでフェルスタッペンをわずか0.003秒差でポールポジションを獲得。しかし、日曜日になるとハミルトンはフェルスタッペンに1コーナーで先行を許し、フェルスタッペンがまたも優勝を果たした。

フェルスタッペンがハンガロリンクで表彰台最上段に上がったことで、レッドブル・レーシングは12連勝をマークし、マクラーレン・ホンダのこれまでのF1史上最高記録を上回った。

フェルスタッペンが1週間後のベルギーで再び優勝した後、その連勝記録は13勝に伸び、セバスチャン・ベッテルのベンチマークとなるドライバー9連勝の記録にあと1勝と迫っている。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / レッドブル・レーシング / マックス・フェルスタッペン