ルイス・ハミルトン、大逆転の週末 「このような勝利は思い出せない」 F1ブラジルGP 決勝
ルイス・ハミルトンは、過去にF1で数々の素晴らしい勝利を収めてきたが、このような勝利は思い出せないと語る。F1ブラジルGPの週末は、金曜日の予選から失格となることに始まり、土曜日のスプリント予選を最後尾からスタートし、日曜日の決勝ではエンジン交換ペナルティを跳ねのけて勝利を収めた。

ルイス・ハミルトンは、リアウイングの技術規則違反によってスプリント予選を最後尾からスタートしたが24周のショートレースを5位でフィニッシュ。

決勝ではエンジン交換による5グリッド降格で10番手からスタートしたが、ライバルのマックス・フェルスタッペンをパスしてブラジルで勝利を収めた。それはルイス・ハミルトンにキャリア初期のシングルシーター時代を思い出させたカムバックだった。

「このような週末は他に思い当たらない」とルイス・ハミルトンはレース後に語った。

「最後に覚えているこのような週末は、F3時代のバーレーンでの最初のレースだ。マクラーレンは契約を解除もしくは見直そうとしていた。その週末に自分の人生のためにレースをしていたことを覚えている」

「最後尾からやれると思っていたか? 何が可能かは分からなかったけど、全力を尽くした。おそらく、キャリア全体で経験した最高の週末ではないにしても、間違いなく最高の週末の1つだった」

もちろん、マックス・フェルスタッペンからリードを奪おうのは大変な作業だった。フェルスタッペンは、新品エンジンを搭載したメルセデスを抑えて強力な防御を行った。48周目に、ルイス・ハミルトンはターン4のアウトサイドからフェルスタッペンを追い抜こうとしたが、フェルスタッペンと一緒にコース外に出た。調査はなかったが、ハミルトンは10周後に同じコーナーで追い抜きを完了させた。

その48周目のインシデントについてルイス・ハミルトンは「熱くなっていたのでよく分からない」とコメント。

「最初は僕が前に出ていたと思うけど、そのあと彼はポジションを保持したと思う。それから僕たちは両方ともコースを使い果たした。彼はコースが不足していたと思うし、私はコースが不足するのを避けなければならなかった」

「それについてあまり考えなかった。もちろん、リプレイを見なければならない。でも、ハードな戦いであり、実際にそれ以外は何も期待していない。ホイールには触れなくて良かったよ」

現在、ルイス・ハミルトンは残り3レースで14ポイントのビハインドを抱えている。これはF1ロシアGP以来の勝利であり、ハミルトンは彼自身とメルセデスにとって切望されていた結果だと語った。

「ここに来るときには19ポイントのビハインドがあり、チームのチャンピオンシップでは1ポイントしかリードしていなかった。堅実な結果が本当に必要だったけど、もちろん、いろいろなペナルティがあった」

「精神的には終わった、不可能だと考えることもできるでも、気持ちをしっかり持っていれば、なんでもないことだ。。だからこそ、僕たちはポジティブな心構えを育み、銃を燃やして戦いに出ている」

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / F1ブラジルGP