メルセデスF1のルイス・ハミルトン 「2021年のレッドブル・ホンダはまったくの別物」
王者メルセデスF1のルイス・ハミルトンは、セルジオ・ペレスの加入とF1プレシーズンテストでRB16Bが有望なパフォーマンスを発揮したレッドブル・ホンダは昨年とは“まったくの別物”になると考えているが、それによってシーズンを楽しめるだろうと語る。

メルセデスF1は、ハイブリッド時代に投入してからの7年間ですべてのタイトルを獲得し、昨年は17戦中13勝を収める圧倒的な強さで前人未踏のダブルタイトル7連覇という記録を打ち立てた。

唯一の挑戦者はレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンだったが、アレクサンダー・アルボンは上位争いに絡むことができずに孤軍奮闘。結果的にコンストラクターズ選手権2位のレッドブル・ホンダは254ポイントもの大差をつけられた。

だが、今年はアレクサンダー・アルボンに代わって、レース巧者として定評のセルジオ・ペレスが加入。すでにレッドブル・ホンダのF1マシンをうまく乗りこなしており、最終日の午前中にタイムシートのトップに立った

「彼らは本当に良い走りをしていたと思う。両方のドライバーがかなり強そうだ」とルイス・ハミルトンはコメント。

「今年、マシンは違っているし、本当に強い2人のドライバーをラインナップし、本当に良いマシンを備えた全くの別チームになるだろう」

「彼らが最後のレースで優勝するのを目にしているし、彼らが最初のレースの最前線ではないにしても、すぐそこにいると思う。そして、一年を通して彼らとの素晴らしい、長い戦いになるだろう」

メルセデスF1は、F1バーレーンテスト初日の午前にバルテリ・ボッタスがギアボックストラブルに見舞われて走行時間を失い、ルイス・ハミルトンは何度もスピンを喫してきたが、それでも最終日には進歩がみられていた。

ルイス・ハミルトンは、メルセデスF1はその躓きに関心はなく、他のいくつかのチームの初期のパフォーマンスに“興奮”していたことを強調する。

「僕たちにとって、トラブルを見つけて、問題を抱えるには最適な時期だし、僕はそれを歓迎している。全員がとにかく集中していると思う」。

「誰もそれによって心を乱している人はいない。僕たちは複数回のチャンピオンシップを勝ち取ったチームであり、一体となって仕事に集中する方法を知っている」

「他のいくつかのチームのスピードを見るのは間違いなく非常に印象的です。レッドブルは特に力強く見える。マクラーレン、そしてルノーも力強く見えるのは素晴らしいことだ。もっと楽しくなるということだからね。僕も興奮しているよ」

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