F1 ルイス・ハミルトン メルセデス
メルセデスのルイス・ハミルトンは、2018年のF1世界選手権の最終戦となるアブダビGPで今シーズン初めてパワーユニット交換によるグリッド降格ペナルティを科せられる可能性がある。

F1ブラジルGPの決勝レースで優勝したルイス・ハミルトンだが、マシンはエキゾーストに問題が発生してエンジンの温度が急激の上昇しており、パワーユニット故障によってリタイア寸前だったことが明らかになっている。

レースでは、ピットガレージとブリックスワースのエンジン拠点とが連携した迅速な対応、ルイス・ハミルトンのコックピット内での調整によってチェッカーフラッグまで到達したが、チームはハミルトンのエンジンが何らかのダメージを負っていることを認めている。

このユニットはペナルティを受けずに使用することが許されている3基目となっており、アブダビでも使用される予定となっていた。たとえ検査の結果で問題ないとされていても、アブダビでの使用には懸念が残っている。

ルイス・ハミルトンは、今シーズン序盤からパワーユニットを使いまわしているが、どのユニットも7レース目となっており、多くのマイレージを重ねている。

メルセデスが新しいコンポーネントを投入することを決定した場合、ルイス・ハミルトンはグリッド降格ペナルティを科せられることになるが、最新仕様のユニットでパフォーマンスを最大限に発揮することができる。

メルセデスのチーフストラテジイストを務めるジェームス・ボウルズは、ダメージの程度はまだ不明だと語る。

「レースで何が起こったのかを少し振り返れば、ルイスの1回目のピットストップ後に、我々はかなり重大な問題に築づき、多くの情報源から膨大な情報が必要になった」とジェームス・ボウルズはコメント。

「英国ブリックスワースにはインターコムで一緒に働いているチームがおり、レースを最後まで走り切るためにエンジンにどのような変更を施させるかを理解するために巨大なトラックサイドと一緒に仕事をしている」

「彼らは素晴らしい仕事をした。40~50周にわたり、1回だけでなく、膨大な数の変更を行ったし、彼らは様々なコンポーネントを調整し、レースの最後までパワーユニットを持たせるために素晴らしい仕事をした」

「だが、その結果、エンジンはある程度のダメージを負った。しかし、それがどの程度のものなのかはまだわからない」

「アブダビに向けて何らかの決断を下す前に検査して理解しなければならない」

すでにルイス・ハミルトンはドライバーズチャンピオン、メルセデスはコンストラクターズチャンピオンを確定させている。

各F1ドライバーのPU使用状況

No.DriverCarICETCMGU-HMGU-KESCE
28ブレンドン・ハートレートロロッソ888734
10ピエール・ガスリートロロッソ888633
3ダニエル・リカルドレッドブル565544
27ニコ・ヒュルケンベルグルノー565444
14フェルナンド・アロンソマクラーレン444433
33マックス・フェルスタッペンレッドブル444433
77バルテリ・ボッタスメルセデス444333
55カルロス・サインツルノー444333
2ストフェル・バンドーンマクラーレン444333
9マーカス・エリクソンザウバー433232
8ロマン・グロージャンハース333222
20ケビン・マグヌッセンハース333222
16シャルル・ルクレールザウバー333222
5セバスチャン・ベッテルフェラーリ333222
44ルイス・ハミルトンメルセデス333222
11セルジオ・ペレスフォースインディア333222
31エステバン・オコンフォースインディア333222
18ランス・ストロールWilliams333222
35セルゲイ・シロトキンWilliams333222
7キミ・ライコネンフェラーリ333222


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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / F1アブダビGP