F1 ルイス・ハミルトン アメリカGP
ルイス・ハミルトンは、F1アメリカGPの早い段階でメルセデスが2ストップ戦略を選んだことが自分たちの首を絞めることになったと認める。

セバスチャン・ベッテルに8ポイント差をつければタイトル確定という状況でF1アメリカGPを迎えたルイス・ハミルトン。予選ではポールポジションを獲得、ライバルのベッテルは3グリッド降格で5番手スタートとなったが、そのアドバンテージを生かすことはできなかった。

オープニングラップではキミ・ライコネンに先行を許して2番手に後退。バーチャルセーフティカーが導入された11周目にピットインしてソフトタイヤに交換。2ストップ戦略を採用したが、挽回することはできず、最終的に3位でレースをフィニッシュ。ベッテルが4位でフィニッシュしたことでタイトルは次戦以降に持ち越された。

「もっとうまくやれると思っていたけど、最終的にこれが僕たちにできるベストだった」とルイス・ハミルトンはコメント。

「最終的にピットウインドウに入っていたし、とても接近していた。ピットストップでかかった12秒は追いつくにはあまりに遠い道のりだった」

「その戦略がどうやって導き出されたのかはわからないけど、新しいタイヤであっても、差をつけるためには特定の寿命しかないし、12秒を埋め合わせるほどは残っていなかった」

「それでもとても満足している。フェラーリはここでいい仕事をしていたし、僕たちは次のレースで頑張るだけだ」

ルイス・ハミルトンは、早い段階でのピットストップがレースを困難にしたと認める。上位2台はハミルトンとは異なり1ストップを選択していた。

「ちょっと驚いたけど、常に正しい決断をできるわけではない。11周目にピットストップをして、2ストップだろうとわかっていた。僕たちはそれで自分たちを苦しめた」

レースでは、キミ・ライコネンが2013年の開幕戦以来、実に113戦ぶりの優勝を果たした。

「キミ、おめでとう。彼は今日、素晴らしい仕事をしたし、ミスもなかった」とルイス・ハミルトンはキミ・ライコネンを祝福。

「マックスも素晴らしい仕事をしていた。最後は彼の方が僕たちよりもわずかにタイヤが良かった。当然、少し苦しかったけど、少なくともレースができたのは素晴らしいことだった」

F1アメリカGP終了時点で、ルイス・ハミルトンとセバスチャン・ベッテルとの差は70ポイントとなり、次戦メキシコGPを7位以上でフィニッシュすれば、タイトルが確定する。

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カテゴリー: F1 / ルイス・ハミルトン / メルセデスF1 / F1アメリカGP