ハースF1チーム 平川亮を2025年のリザーブドライバーに起用

現在、TOYOTA GAZOO Racingの一員としてFIA世界耐久選手権で活躍する日本人ドライバーの平川亮は、昨年12月にアブダビで行われたシーズン後のテストでチームのVF-24をドライブし、好成績を収めた。
2024年から先週末の日本GPまで、F1チームのFP1に何度か参加した経験を持つ平川亮は、パドック全体から得た経験を活かし、今シーズンはVF-25のステアリングを握る予定で、4回のFP1セッションに参加する。
今週末のバーレーングランプリを前に、4月11日(金)のFP1ではオリバー・ベアマンから平川亮に交代し、今シーズン後半のメキシコグランプリでも平川がドライブする。チームメイトのエステバン・オコンは、スペインとアブダビでのフリープラクティスセッションでは平川亮にシートを譲る。
2022年のル・マン24時間レースの優勝者であり、2度のハイパーカーチャンピオンである平川亮は、スーパーフォーミュラ、スーパーGT、世界耐久選手権など、さまざまな分野で経験を積んでいる。
「マネーグラム・ハースF1チームの一員になれて興奮しています。この機会を本当にありがたく思うし、チームとの新たな旅を心待ちにしています」と平川亮はコメントした。
「バーレーンで初めてFP1セッションを走るので、2週連続でレースウィークエンドを走るのはワクワクするし、バーレーンに行くのが待ちきれない。この機会を与えてくれた小松さん、マネーグラム・ハースF1チーム、モリゾウさん(トヨタ自動車株式会社の代表取締役会長である豊田章男氏)、TOYOTA GAZOO Racingに感謝したい。僕にとって新たな挑戦であり、早くスタートを切りたい」
「亮をマネーグラム・ハースF1チームに迎え入れ、彼の経験からVF-25に対する我々の知識と理解を深めることができるのは素晴らしいことです」とハースF1チームのチーム代表である小松礼雄は述べた。
「彼は昨年のシーズン後テストで非常に詳細なフィードバックを提供してくれたので、今年4つの異なるサーキットで彼に貴重なトラックタイムを提供できることはチーム全体にとって非常に有益です。TOYOTA GAZOO Racongとのコラボレーションの一環として、新たな才能をチームに迎えることができ、とてもうれしく思っています。彼のドライビングスキルを活かして一緒に仕事ができるのは、本当に楽しみです」
平川亮は、アルピーヌF1チームのテスト兼リザーブドライバーを務めており、日本GPではFP1での走行を担当したが、アルピーヌとの契約については触れられていない。
アルピーヌF1チームは、平川亮の他に、フランコ・コラピント、ポール・アロン、クッシュ・マイニがリザーブドライバーを務めている。

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