ハースF1チーム 2025年F1マシン『VF-25』を2月16日にシェイクダウン
ハースF1チームの2025年F1マシン『VF-25』は、2月16日にシルバーストーンでの撮影日に初めてコース上を走る予定である。

ハースF1チームは、チーム代表の小松礼雄を筆頭に、昨シーズンはコンストラクターズ選手権で7位という素晴らしい成績を収めた。これは2018年以来の最高成績である。

今年はドライバーラインナップが一新され、かつて優勝経験のあるエステバン・オコンがアルピーヌから加入し、昨シーズンにフェラーリで1レース、ハースで2レースを走ったフェラーリ・ジュニアのオリバー・ベアマンが、フルタイムのレースデビューを果たす。

ハースF1チームはシルバーストーンでエステバン・オコンを走らせ、オリバー・ベアマンは2月26日にバーレーンでプレシーズンテストが始まる2日前に同トラックで2回目の撮影日を迎える。

ハースF1チーム エステバン・オコンレース優勝者のエステバン・オコンは、2025年にアルピーヌからハースに移籍した。

「エステバンに運転してもらいます。ドライバーのインストールに関しては、彼の方が難しいからです」と、小松礼雄は英国のバンベリーにあるハースF1チームの拠点でメディアに語った。

「100%エステバンのインストールが問題ないことを確認したいだけです。だから、もし問題が発生しても、対応する時間は十分にあります。オリーに関しては、かなり自信を持っています。エステバンについてもかなり自信がありますが、エステバンよりもオリーのインストールのほうが自信があります」

「バーレーンのシェイクダウンでは、エステバンが最初に走り、その後オリーが走ることになります。つまり、オリーがプレシーズンテストを開始することになります」

この2人はすでに新シーズンに向けて忙しく準備を進めており、アブダビでのポストシーズンテストに続き、今月初めにはヘレスで旧型マシンでの走行を行っている。

各ドライバーは400kmの走行を行い、新しいチーム、特に新しいレースエンジニアに慣れるとともに、頭をリフレッシュさせた。

ハースF1チーム 小松礼雄ハースF1チーム代表の小松礼雄は、チームが2024年の有望な結果をさらに伸ばすことを期待している。

今年、エステバン・オコンはローラ・ミューラーが、オリバー・ベアマンはロナン・オヘアがエンジニアを務める。 2人とも昨シーズンはパフォーマンスエンジニアを務めており、それぞれエンジニアに昇格した。

ハースF1チームは、シーズン終盤に過去最高の強さを発揮し、直近9戦中8戦でポイントを獲得した2024年シーズンをさらに発展させることを目指している。

「一貫性を重視しています」と小松礼雄は語った。「昨年は7位で終え、ました。ハースの歴史の中で、これほどシーズンを通して競争力を維持できた年はこれまでになかったと思います」

「私にとって昨年心強かったのは、シーズンを通して競争力が向上したことです。そして、シーズン後半の4分の3で最も多くのポイントを獲得しました。モンツァ以降、ポイントを逃したのはブラジルだけでした。それは心強かったです」

「私はそのレベルの安定性を維持したいと思っていますが、今年は競争がさらに激しくなると思います。アルピーヌ、ウィリアムズ、ザウバー、RB、いずれもさらに良くなると思います。だから、ミッドフィールドがどれほど混戦になるかはわかりませんが、厳しい戦いになるでしょう」

小松礼雄は、昨年経験した「限界」を克服するために、2024年仕様のものを引き継ぐのではなく、2025年には新しいモノコックを採用することを確認した。フロントサスペンションは同じものを使用するが、リアサスペンションとギアボックスケーシングはフェラーリの新しい仕様のものを使用する。

2016年にF1デビューして以来、ハースF1チームはフェラーリとの強力な関係を継続しており、パワーユニットや、レギュレーションで認められている一部のパーツを受け取っている。

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / F1マシン