ハースF1チーム 2024年F1マシン『VF-24』をシェイクダウン
ハースF1チームの2024年F1マシン『VF-24』の実車がシルバーストーンのトラックに初登場した。ニコ・ヒュルケンベルグがステアリングを握り、短時間のシェイクダウンを行った。チームが投稿した動画には「ああ、あの音をどれほど恋しく思っていたことか」というキャプションが添えられた。

ハースF1チームは今月上旬の発表イベントで新しいカラーリングを披露したが、その際には今年のモデルを発表するのではなく、昨年のシャシーをベースにしたショーカーを使った。

だが、ガレージを出発し、戻ってくるマシンが映し出された動画の後、、昨年のコンストラクターズ選手権で最下位に終わったハース VF-24の実車の画像が投稿された。

現行のF1マシンに許されるトラック走行時間には厳しいルールがあるが、2日間の“プロモーションイベント”では200kmから400kmの走行が許可されている。

ハースF1チームにとって、ギュンター・シュタイナーがチーム代表として指揮を執らない初めてのシーズンとなる。彼の後任には、チームの前エンジニアリング・ディレクターである小松礼雄が就任した。

「影響はありました」と小松礼雄は認めた。「1月10日に発表され、初めてマシンを走らせるのは2月11日。1月10日に発表されて、初めてマシンを走らせるのが2月11日。それはかなり短い期間です」

「私の役割だけでなく、テクニカル・ディレクターも去ったので、埋めなければならない2つの重要な空席がありました」とシモーネ・レスタの後任としてチーフ・デザイナーのアンドレア・デ・ゾルドが昇格したことについて小松礼雄は付け加えた。

「この移行期間のタイミングは理想的ではありませんでしたが、皆の反応の成熟度に非常に感銘を受けていまし。マシンの組み立てやテストの準備に関しては、運営上問題はありませんでした」

「この構造的な変更については、できる限り早く正式に決定し、伝えました。このおかげで混乱を最小限に抑えることができた」

小松礼雄は、一夜にして昨年のパフォーマンスが劇的に改善されることを期待しないようファンに警告し、新シーズンがスタートした時点でもマシンは後方集団の一角にいることを示唆した。

「VF-24への期待は現実的です。バーレーンGPでは最後尾ではないにせよ、後方グリッドにいるでしょう」



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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム