ギュンター・シュタイナー「ハースF1チームの物流モデルは変更できない」
ハースF1チームの代表を務めるギュンター・シュタイナーは、全員を一つの建物の下に収容したいものの、現在の運営方法を変える余裕がなかった理由を説明した。

アメリカからライセンスを受けたハースF1チームは、他のF1チームとは大きく異なる方法で運営されており、チームの活動は3カ国のオフィスにまたがっている。

ハースF1チームの本社は公式にはアメリカのノースカロライナ州にあるとされているが、イギリスのバンベリーに拠点を置き、フェラーリのマラネロ工場内にデザイン拠点を構えている。

ハースF1チームはタイヤのデグラデーションに悩まされ、コンストラクターズランキングで8位、わずか11ポイントという結果に終わっている。

Speedcafeの取材に応じたシュタイナーは、ハースF1チームの現在の働き方がチームのトラックパフォーマンスの妨げになっているのではないかとの質問に「それはある。それは否定できない」と答えた。

「現時点では、フェラーリやダラーラとの協力関係やイギリスのレースチームとの協力関係があるため、我々のビジネスモデルが1カ所に集中するのはうまくいかない」。

「そこが可能な限り最善に管理しようとしていることだ」

部分的にマラネロで仕事をすることはさておき、ハースF1チームは、パワーユニットの単なるカスタマーであることを超えて、フェラーリとの協力関係を継続的に共有してきた。

過去にはマクラーレンなどのチームから不満の声が上がったこともあったが、ハースF1チームはレギュレーションで許される限り多くのパーツを外部から購入することを常に主張してきた。

シュタイナーは「今のところ選択の余地はない」としながらも、この難問を解決する方法はないことを認めている。

「何か違うことをしたいのであれば、良い方法を考え出す必要がある」とシュタイナーは述べた、

「しかし、今のところ、このようにチームをまとめる良い方法はない」

「唯一のことはレースチームをイタリアに連れて行くことだろう」

「それはデザインチームをイギリスに連れて行くよりずっと簡単だが、100人の従業員がそこで働いていて、少なくともその半分、もしかしたらそれ以上を入れ替える必要があるため、それも不可能だ。なぜなら、彼らの半分以上がいるからです」イタリアには来たがらないだろう」

「短期的にも中期的にも、今のままで大丈夫だ」とシュタイナーは付け加えた。

しかし、シュタイナーはハースがさまざまな国にスタッフを配置しているため、チーム内の「社会的コミュニケーション」が不足していることを認めている。

「新型コロナウイルス以降、多くの人が自宅で仕事をしている」とシュタイナーは説明した。

「私は人々がオフィスに戻る必要があると強く主張している」

「普通のことだ。何のコミュニケーションを取らないと、とても不毛になる」

「このコミュニケーションは、自分にはコミュニケーションがとれていないと思っているときにも起こる。廊下で誰かを見かけたとき、またはどこかでコーヒーを飲んでいるときだ」

「仕事以外で人が会うときは、仕事のことは話さない」

「また、同僚の家族の様子を知ることで、彼らが何をしているのか知る必要のない情報が得られるが、誰かがひどい状況にある場合は、その人を放っておくことになえう。分からない場合は、ただ質問し続けるだけだ」

「社会的なコミュニケーションはないので、少しイライラすることもある」

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム