ハースF1代表 「タイトルスポンサーのオファーには安易に飛びつかない」
ハースF1チームは、チームオーナーのジーン・ハースが経営するハース・オートマーションの支援によってF1グリッドに到着した。
その後、ハースF1チームは2019年にリッチエナジーと提携したが、チームの結果が低迷した後、リッチエナジーのCEOであるウィリアム・ストーリーがソーシャルメディアでチームを批判し、数か月間の論争を経て、その関係は終了した。
昨シーズン、ハースF1チームは、ドライバーのニキータ・マゼピンの父親であるドミトリー・マゼピンが所有するロシアの肥料会社ウラルカリをタイトルスポンサーに迎えた。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻を受けて、ハースF1チームはシーズン開始前にウラルカリとニキータ・マゼピンの両方との契約を解消し、現在はお互いにお金を取り戻そうと争っている。
ギュンター・シュタイナーは、今後ハースF1チームに後援をオファーしてくる次の会社にただイエスと言うことはないと断固として主張する。
「多くの動きがあるが、すぐに次の動きに飛びつくことはしたくない」とギュンター・シュタイナーはMotorsport.comに語った。
「時間をかけて、デューデリジェンスを行い、適切な決定を下したいと思っている。現在は安全な場所にいる」
「6か月後に後悔するかもしれないことを急ぐ必要はない」
ハースF1チームがウラルカリと分裂したことは経済的な打撃であったが、ギュンター・シュタイナーはチームを沈めるものではなかったことを語る。
その理由の1つは、ウラルカリが今シーズンのスポンサー資金の一部をすでにハースに支払っていたためだ。ロシアの会社は現在、払い戻しを望んでいる。
だが、ハースF1チームはその要求にノーと言っており、パートナーシップが続いていた場合の利益が失われたとして追加の860万ドルをウラルカリに要求さえしている。
ハースF1チームの次のタイトルスポンサーについて、ギュンター・シュタイナーは明確な要件を提示した。
「我々は最高のパッケージを待っている。それは物事の組み合わせだ」とギュンター・シュタイナーは語った。
「最高のオファーであり、最高のスポンサーであり、6か月でそうするべきではなかったことが分かるような契約を今日結ぶようなことはしてはいけない」
「座って、そういった人々と正しく話しましょうと言ったほうがよい場合がある。まだ待っている誰かがいるならば、彼らはあと3～6ヶ月待てるからだ。急いではいない」
「今後、取引が十分ではないと思われる場合は、今年、取引を行う必要はない。必須ではない」
「本日、また小規模なスポンサーを発表した。入ってくるものがあるが、それは正しくなければならない」
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