F1 ハースF1チーム オーストラリアグランプリ
ハースF1チームは、F1オーストラリアGPのダブルリタイアに追い打ちをかけるかのように1万ドル(約104万円)の罰金を科せられた。

チーム史上最高グリッドとなる3列目からスタートしたハースF1チームは、レース序盤にケビン・マグヌッセンとロマン・グロージャンが4番手と5番手を走行。大量ポイントが期待されたが、ピットストップで悲劇が訪れた。

23周目にケビン・マグヌッセンがピットインしたが、左リアタイヤがうまく装着されなかったことでサスペンションを壊してリタイア。左リア用のホイールガンに故障があったようだ。

しかし、25周目にピットインしたロマン・グロージャンにも同じホイールガンを使用。同様に左リアタイヤはしっかりと装着されず、グロージャンはピットを出てすぐにクルマをコース上に停めた。

ハースF1チームは2台のマシンのリタイアの原因を正式には発表していないが、FIAはハースの2台のマシンが“安全ではない状態でリリースされた”として各マシンに5000ドルずつの罰金を科した。

FIAは「チームはクルマをすぐに停止させ、ドライバーは安全にできる限り早くに停止させた」と声明で述べた。

オープニングラップでマックス・フェルスタッペンを抜いて4番手に浮上していたケビン・マグヌッセンは、今週末のハースの好調ぶりを考えれば、早期リタイアは“胸が張り裂けそうだ”と語った。

「2台があのような良いポジションにいて、今回のレースに多くの期待をしていたのにフィニッシュできないなんて、チーム全体にとって飲み込むのがとても難しいことだ」とケビン・マグヌッセンはコメント。

「あんな形で終えることになるなんて胸が張り裂けそうだ。また頑張って、全力で戦うよ」

リタイアするまで2台のレッドブルを抑えていたロマン・グロージャンは「今日は素晴らしいペースがあった。レースの早い段階でケビンの前に出られていたら、きっともう少し上位勢についていけたと確信している」とコメント。

「すべてを分析して、何が起きたのか理解して、いつものように力強く戻ってくる」

「今は全員が落ち込んでる。ガンに問題があったのか、メカニックの問題だったのか分析する必要がある。冬季テストではまったく問題はなかったので奇妙だ」

「今日は多くのポイントを失ったけど、このパフォーマンスを繰り返すことができれば、今回のことはすぐに忘れられるだろう」

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム