ロマン・グロージャン マレーシアグランプリ ハースF1チーム
ロマン・グロージャンのF1マレーシアGP フリー走行2回目での事故を受け、ハースF1のチームプリンシパルを務めるギュンター・シュタイナーは、現代サーキットでは“起きてはならない”出来事だと怒りを露わにした。

ロマン・グロージャンは、ターン13の縁石部分で浮き上がっていた排水溝のカバーで右リアタイヤをバーストさせ、ウォールに激しくクラッシュ。セッションは赤旗中断のまま終了となった。

ロマン・グロージャンが通過する前にバルテリ・ボッタス(メルセデス)とキミ・ライコネン(フェラーリ)が排水溝の上を走行した際にカバーがずれたことが事故の原因だ。

高速での大クラッシュとなったが、幸いにもロマン・グロージャンに怪我はなkった。

F1マレーシアGPの金曜記者会見に出席したギュンター・シュタイナーは怒りを露わにして、もしレースで同じことが起こっていれば大惨事になっていただろうと述べた。

「彼自身は無事だ。幸いにもどこも怪我をせずに済んだ」とギュンター・シュタイナーはコメント。

「私の考えを言わせてもられば、2017年に常設サーキットでこのようなことは起こってはならない。どんなサーキットであっても許されないことだ。到底許容できないことだ。基準に達していない」

「まだ誰とも話はしていないが、次にやるべきことは、このようなことが決してレースで起きないようにしなければならない」

「これがレースだったら、もっと酷い出来事になっていたかもしれない。数台が上を走っただけでカバーが外れてしまうようではね。あんなことが本当に起こって、こんな状況になるなど、まだこれが現実だと信じられない気分だ」

FIAは、問題の排水溝のカバーを溶接し直し、土曜日のフリー走行までにサーキット全体のチェックを行うとしている。

レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、この一件で残りのスケジュールに影響が出る恐れはないと述べた。

ハースF1チームは、一先ずロマン・グロージャンのマシン修復に取り組まなければならないが、まだダメージの程度はまだ分かっていないとギュンター・シュタイナーは語る。

「数時間後にはもう少しはっきりするだろう。マシンのダメージは非常に大きい。私がここへ来る5分前にマシンが戻ってきたところなので、詳しいことはわからない」

「パーツを取り外してシャシーにもダメージが及んでいるかどうかまでは確認していないそれが分かり次第、明日にむけて何ができるかを考えたい。

「だが、明日までに全ての排水溝カバーが確実に固定されていることが大前提だ」

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カテゴリー: F1 / ハースF1チーム / ロマン・グロージャン / F1マレーシアGP