F1:ロマン・グロージャン 「ベッテルは事故翌朝6時に見舞いにきた」
ロマン・グロージャンは、F1バーレーンGPでの大クラッシュの翌朝6時にセバスチャン・ベッテルが見舞に訪れ、「家に帰って休む」よう促したと明かす。

昨年のF1バーレーンGPでロマン・グロージャンは恐ろしい事故に見舞われた。高速でバリアに衝突したロマン・グロージャンのマシンは2つに分断され、炎上。28秒後、グロージャンは残骸から奇跡的に脱出しらが、数か所の火傷と左手の親指の腱の断裂という怪我を負い、すぐに治療を受けるために病院に搬送された。

ロマン・グロージャンはすぐに車に戻ることに熱心でしたが、翌朝6時に同じく3人の父親であるセバスチャン・ベッテルが見舞に訪れ、家に帰って家族と一緒にいるように促したと語る。

「11月30日(月)、僕は朝6時に目が覚めました」と妻でジャーナリストのマリオン・グロジャンととに執筆した自伝「La Mote En Face」に記した。

「誰かが非常に早く、かなり予想外の方法で到着した。セバスチャン・ベッテルだ。彼は僕のことを心配してくれた」

「セブは僕が最も身近に感じているドライバーかもしれない。彼は3人の子供がいて、僕と同ような生活を送っており、その生活を可能な限り守りたいと考えている」

「僕が彼に最終戦に出場したいと言うと、彼は『駄目だ、君は家に帰って休む必要があります!』と言った」

「僕はそれが僕のキャリアの最後であり、このような形で終わらせたくないと説明した」

実際、ロマン・グロージャンは、アブダビでのシーズン最終戦に出場したいと考えていた。

クラッシュ後にバーレーンのサーキットを訪れたロマン・グロージャンは「実際、火曜日にサイコロジストと仕事を始めた。でも、僕の望みは、すぐにF1カーに戻ることだった」と L’Equipe  に語った。

「アブダビのことを考えていた。マリオンには申し訳ないけど、自分のために必要だとね。それができるかどうか、何を感じるか、どのように反応するかを知りたかった」。

「クルマに戻るにはあらゆることをしなければならない。医者が不可能と言うならば、僕は彼らの言うことに耳を傾けるけど、僕は戻ってくるために努めなければならない。僕は利己的でなければならない」

しかし、怪我によって、ロマン・グロージャンの願いはかなわず、F1からの早期引退を余儀なくされた。今年、インディカーに戦いの場を移したグロージャンは、2022年に名門アンドレッティ・オートスポーツへの移籍が決定している。

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カテゴリー: F1 / ロマン・グロージャン / セバスチャン・ベッテル