ロマン・グロージャン：2016 F1バーレーンGP プレビュー
ハースF1チームは初のF1グランプリを経験しています。あなたにとってオーストラリアは非常にうまくいきましたね。そこから何を得られましたか？ それをバーレーンに適用することはできますか？
公平に見えて、予想以上にうまくいった。天候によって難しい週末だったし、全員にとってトリッキーな予選セッションだった。
本当にパフォーマンスを発揮したいのは日曜日だし、僕たちはとてもうまくやれた。クルマは信頼性があったし、最後まで走り切ることができた。戦略も完璧だった。初日からクルマは大きなポテンシャルを示していた。僕たちはオーストラリアでそれを示した。トラックでわずかなセットアップ作業でもなんとか施して、グランプリの最後に6位を守ることができた。
バルセロナでのテスト2周目のテクニカル問題やオーストラリアでの土曜日のプラクティスでのピットレーンでの接触に耐えるなど、ハースF1チームは逆境にかなり強いように思います。一緒に働く新しい人々のグリープはどれくらいうまくいっていますか？
とてもいいよ。冬季テストからチームの全員がまるで数年間一緒に働いているような感じで仕事をしていた。外部から見ていた人々もそれがわかったと思うし、僕も内部からそれを目にしていた。オーストラリアのFP3は良い例だ。彼らはたった25分でマシンのフロアを交換した。素晴らしかったよ。彼らは毎回なんとかトラックにクルマを送り出してくれた。ミスもなかった。もちろん、全員が改善しているし、全てのことにより慣れてきているけど、全体的にチーム内のフィーリングはとても良い。優れた人々のグループだ。
オーストラリアの金曜日は雨天でレースに向けてクルマのセットアップに取り組むチームの能力に妥協を強いました。通常、バーレーンの天候はかなり一貫しています。つまり、一貫してドライです。週末を通して天候が一貫することはあなたとチームにとってどれくらい役に立ちますか？
とても役に立つ。僕たちはもっと多くの走行を必要としている。もっと多くのマイレージを重ねて、クルマの理解をさらに深めていく必要がある。試したいこと、やりたいこと、改善させたいことのリストはたくさんある。仕事は山積みだけど、一方で僕たちは大きな塊でクルマを改善させることができる。僕はいつも状況をポジティブに捉えていたい。バーレーンで僕たちがその多くをすることができれば、クルマは改善するだろうし、もっと良い結果に取り組み続けることができる。
3つ目のタイヤポプションが追加されたことはオーストラリアの戦略にどのような影響を与えましたか？ バーレーンでのタイヤ戦略にどのような影響を与えると思いますか？
実際、かなりクールだと思う。より戦略の幅が広がったし、考えることが多くなった。おそらくピットウォールはどのタイヤがベストかを見つけ出すために仕事を多くなったと思う。各タイヤのコンディション、寿命を確認するために金曜日の作業が多くなっている。異なるグランプリで上位に異なる人がいるのを見ることができるかもしれない。
バルセロナのテストからジュネーブの自宅、オーストラリアでのレース、そして、バーレーンに行く前に自宅に戻りますね。1ヵ月のスパンで大きくことなるタイムゾーンにいることの身体的、そして精神的な疲労とどのように戦っていますか？
身体にちょっとしたショックを与えるんだ。いくつかのテクニックややらなければならないことがある。もちろん、身体的な準備は重要だ。残りは多くが睡眠だ。出来る限り早く次のタイムゾーンのために準備する必要がある。バーレーンは時間的にはジュネーブとかなり近い。オーストラリアは10時間先なのでいつもタフだ。でも、それに耐えられるように学んでいるよ。
バーレーン・インターナショナル・サーキットのラップについて説明していただけますか？
バーレーンは、紙面上ではあまりテクニカルなサーキットには目ないけど、僕は毎年走るのを楽しみにしている。ターン1への進入はビッグストレートだ。ビッグプレーキングとターン2へのトリッキーな立ち上がり、そのあとターン4へのアプローチで丘に向かう。長い横Gによってブレーキングはトリッキーだし、ターン5・6・7の高速セクションにむけて加速していく。それらのコーナーでは風が大きな影響を及ぼす。そのあと丘を下るヘアピンがあり、ターン9とターン10に向かう。ブレーキングで大きなGがかかるのでフロントをロックさせやすい。そのあとバックストレーンがアップヒルのターン11に続いていて、ターン12は本当に良いクルマだと全開で行ける。ターン13へのブレーキングは、高速コーナーから入るのでトリッキーだ。ストレート・フィニッシュ・ラインを横切るために加速する前に再び大きなブレーキングがある最終コーナーのターン14は早めにパワーをかけていきたい。
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