松下信治
松下信治は、GP2 第3戦 アゼルバイジャンの決勝レース1を6位でフィニッシュした。

2番グリッドからスタートしたレース1、松下信治は早々にトップに立った。しかし市街地コースでの難しさで多くのアクシデントやセーフティカー導入が起こる波乱のレースとなり、26周を6位でフィニッシュ。攻めながらも悪い流れに阻まれ、悔しい結果に。3番手スタートとなる明日のレース2に雪辱を期す。

正午、気温24℃の絶好のコンディションでは始まったレース1。フロントローからスタートした松下信治は、ポールポジションの選手がホイールスピンした隙を突き、難なくトップに立った。オープニングラップでは後続で多重クラッシュが発生し、SC(セーフティカー)が導入。これが波乱のレースの幕開だった。激しいトップ争いを続けながらも6周目までトップを守った松下信治だったが、ターン1でインを刺され、2番手にポジションダウン。この直後に3度目のSCが入り、レースはますます波乱の展開に。

レース再開後、2台に抜かれた松下信治はすぐに1台を抜き返しましたが、その後他車に隙をつかれるというサイドバイサイドの激しい戦いが続いた。

レース後半、前を行く4番手に激しくアタックした際、タイヤをロックさせてしまい後続にポジションを奪われ6番手にダウン。終盤の巻き返しに期待がかかったが、再びアクシデントが発生。4度目のSC導入となり、そのチャンスは消えてしまった。22台中12台がリタイアという波乱のレースとなり、松下信治にとっては不本意な6位フィニッシュとなった。

松下信治
「すごく悔しい結果に終わってしまい、残念です。スタートはいつものように決まって、その後はストレートがすごく長いこともあって、スリップに付かれて抜かれることも、ある程度は想定内でした。自分のレースペースがいいのはわかってたので、あとで十分抜き返せると思っていました。ただ予想以上にSCが出て、しかも最後は導入周回も長かった。そのため、抜き返しのチャンスがなくなってしまいました。ストレートで加速するタイミングがちょっと早過ぎて、それでスリップに付かれやすかったのかもしれません。そこを今エンジニアとデータ分析しています。ブレーキをロックさせてしまったのは、完全に僕のミスでした。マシン自体は間違いなく僕らが一番速かったです。その速さが活かせなかったことが本当に悔しいです。気持ちに焦りがあったのかもしれません。レース2は3番手からのスタートですが、前の2人はそれほど速いクルマではないので落ち着いていつもの走りができれば、ちゃんと結果が出せると思います」

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カテゴリー: F1 / GP2