ジョージ・ラッセル 「メルセデスF1との2022年はルーキー感覚を味わった」
メルセデスF1のジョージ・ラッセルは、2022年にチームに加入した最初のシーズンでまるで自分がルーキーであるかのような感覚を味わったと語った。

24歳のッジョージ・ラッセルは、2019年のF1オーストラリアGPでウィリアムズからF1デビューを果たし、昨年メルセデスのワークスチームへと卒業するまでに60回のグランプリ出走を積み重ねていた。

しかし、2020年のF1サヒールGPで体調不良のルイス・ハミルトンの代役を務め、一度はトップを経験したとはいえ、メルセデスF1のフルタイムドライバーになることがもたらす違いについては何も準備することができなかった。

2022年シーズン終了後、「ある点では自分がちょっとしたルーキーのように感じた」とジョージ・ラッセルは一部のメディアに語り、その主な要因として、「このチームが働くレベル」を挙げた。

「今までのF1では話したこともないようなことを話している。レース週末のチームのプロセスはどうなっているのか、セットアップの面でどうすればクルマを速くできるのか、それを理解するのに時間がかかっている」

「だから、スタート時はちょっとルーキーみたいな感じだった」

「ルイスとチームメイトになることは、とても素晴らしいポジションだ。彼は明らかに史上最高のドライバーだし、彼から学んだことは非常に多い」

「正直に言うと、彼がエンジニアとどのように行動し、どのように仕事に取り組むかといった、コース外のことの方が多いかもしれない」

「でも、それと同じように、コース上の小さなディテールも、僕にとっては本当に印象的なものだった」

「F1ワールドチャンピオンになるには、ベストを尽くし、すべての人に勝たなければならない。そして、自分のベンチマークとしてルイスがいるなんて、なんというポジションだ!」

ジョージ・ラッセルは2022年の開幕戦からトップ5フィニッシュを続け、『ミスター・コンシステンシー』として知られるようになった。しかし、シーズン半ばになると、F1ブラジルGPでF1初勝利を挙げるまで、若干の停滞期があった。

F1シンガポールGPでのバルテリ・ボッタスやミック・シューマッハ、F1アメリカGPでのカルロス・サインツとの衝突、F1メキシコGPでのポールポジションのチャンスをうっかり捨ててしまったことについて聞かれると、「このスポーツでは、流れに任せるしかない」とジョージ・ラッセルは答えた。

「怒りのままにクルマを走らせたいものだけど、それが最速の方法ではないこともある。最終的には経験がものを言うと思う」

「メキシコではポールのためのラップで少しミスをしたことがわかったから、失った時間を取り戻そうと頑張った。すでにできるだけ速く走ろうと思っていたので、ラップを台無しにするのは避けられなかった」

「99パーセントで走れば、101パーセントで走るよりずっといいパフォーマンスが得られるということは、いつもなんとなくわかっていた。101パーセントでは、崖っぷちであり、ピークを過ぎている」

「99パーセントで運転すれば、0.01秒を残してしまうかもしれないけど、101パーセントで運転したら、車を失うか、クラッシュしてしまうだろう」

「オースティン、僕は必ずしも頑張りすぎていたとは思わない。ちょっとしたミスジャッジだった。でも、僕は限界にも挑戦している」

「ある意味、ほとんどルーキーだったあの頃の感覚に戻った。初めて先頭でレースをする。後方で走っているときとは、まったく違う」

「後方で走っていたたときと同じように、そこにある小さな独自性を学ぶことができるんだ」

「15台のマシンが前にいるコンサーティーナ効果と比べれば、数台のマシンが前にいるときはターン1へのアプローチの仕方が全然違う」

「15台の後ろにいるときは、3台の後ろにいるときよりも空気が汚れている」

「僕は3年間後方でレースをしてきて、先頭ではまだ20レースしかしていない」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / メルセデスF1