ジョージ・ラッセル、バルテリ・ボッタスとメルセデスF1に謝罪
ウィリアムズF1のジョージ・ラッセルは、F1エミリア・ロマーニャGPでの危険なクラッシュ後のバルテリ・ボッタスに対する自分の行動と言動について謝罪文を発表した。

レースの31周目、ジョージ・ラッセルは、タンブレロへの高速アプローチでバルテリ・ボッタスにオーバーテイクを仕掛けたが、濡れた芝生に車輪を落としたことでコントロールを失ってボッタスに衝突。両車は大破し、セッションは赤旗中断となった。

クラッシュ後、ジョージ・ラッセルはマシンから飛び降りて、バルテリ・ボッタスに向かっていき、ヘルメットに平手打ちを食らわし、『殺す気か』と文句を言ったことを明らかにしている。また、メルセデスの契約ドライバーだるラッセルは、自分がボッタスのシートの後継者候補であることから、ボッタスが無理な防御行動に出たのではないかと示唆した。

一方、バルテリ・ボッタスは、クラッシュの責任はジョージ・ラッセルにあると非難。また、メルセデスのF1チーム代表でラッセルのマネージャーでもあるトト・ヴォルフは、ポジションを争っていたとしても、メルセデスの1台をレースから追いやったことの意味、そして、予算上限のなかでメルセデスの1台を大破させたことでアップグレードを妨げる可能性があるとしてラッセルを叱責した。

月曜日、頭を冷やしたジョージ・ラッセルは、バルテリ・ボッタスとメルセデスF1に対して自身の行動についての謝罪文を発表した。

「昨日は僕の最も誇らしい日ではなかった」とジョージ・ラッセルはソーシャルメディアに文章を投稿した。

「今シーズン、ポイントを獲得するの絶好な機会のひとつになると思った。それらのポイントが今の僕たちにとって重要な場合、リスクを冒すこともある。でも、それは成果を挙げなかった。僕はそれに対して責任を負わなければならない」

「その後、何が起こったのかを振り返る時間があった。状況全体をもっとうまく取り扱うべきだったと思っている。かっとなって感情が高ぶってしまうこともある。昨日は感情が自制心を打ち負かしてしまった」

「バルテリ、私のチーム、そして、僕の行動に失望を感じた人に謝罪する。僕はそういう人間ではないし、他の人が僕にもっと期待してくれているとの同じくらい、僕は自分自身にもっと期待している」

「今週末にいくつかの難しいレッスンを学んだし、この経験はもっと良いドライバー、もっと良い人間にすると思う」

「今はポルトガルに完全に焦点を当てているし、本当の自分を示すチャンスだ。ポジティブとネガティブの両方のすべてのメッセージに感謝する。それらはすべて僕が成長する助けになる」

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カテゴリー: F1 / ジョージ・ラッセル / ウィリアムズ・レーシング / メルセデスF1 / バルテリ・ボッタス