ジョージ・ラッセル 「ウィリアムズF1のシート喪失の噂は心配だった」
将来のスター候補の才能と見なされているジョージ・ラッセルだが、ドリルトン・キャピタルがウィリアムズF1を買収して新たなオーナーになったことでシートが脅威にされされているとの噂が広まった。
買収前には、当時の副チームが代表のクレア・ウィリアムズが、2021年もジョージ・ラッセルとニコラス・ラティフィの残留を発表していたが、その後、セルジオ・ペレスがレーシング・ポイントのシートを失うことになり、暫定チーム代表を務めるサイモン・ロバーツを筆頭とした新しいマネジメントは以前の決定を再検討しているようだった。
セルジオ・ペレスは、F1での経験とメキシコ市場および豊富なスポンサー資金を持っており、ウィリアムズF1はペレスを選ぶ目前だと考えられていた。
しかし、先週、ウィリアムズは、現行ラインナップに固執すること正式に発表。ジョージ・ラッセル自身も噂を却下していたが、実際には何が起こるかについて心配していたと認める。
「自分のシートについての憶測は聞いていた」とジョージ・ラッセルは Auto Motor und Sport に語った。
「ストーリーが真実なのか間違っているものなのかは関係なかった。チーム内での自分の立場に関するものだった」
「もちろん心配だった。サイモン、新しいオーナーと明確な会話をしました。そこで僕たちが契約を結んでいることが明確になった。終止符が打たれた」
ウィリアムズF1への残留が正式に確認された後、ジョージ・ラッセルはイモラ・サーキットで開催されたF1エミリア・ロマーニャGPで予選13番手という傑出したパフォーマンスをみせた。
決勝でも、レース後半にセーフティカーが入った際にポイント圏内を走行していたが、タイヤに熱を入れるためにウェービングしていた際に突然スピンしてバリアにクラッシュ。“キャリアで最大”のミスだとして失望を語っていた。
「自分でも説明できないルーキーのようなミスだった。自分自身に腹を立てている。僕たちは、自分たちの基準でだけど、レースで信じられないくらい速かった。僕はそのクルマをいとも簡単に捨ててしまった」
「加速し、シフトアップし、路面の小さな隆起でぼろが出てしまった。次にわかったのは自分がウオールに突き刺さテイルことだった」
「このマシンは残忍なものになる可能性がある。特にコールドタイヤを履いていた場合、一瞬で不意打ちを食らうことがある。でも、僕たちは再びその位置に戻ってやり直すつもりだ」
2019年のF1オーストラリアGPでデビューして以来、ジョージ・ラッセルは印象的なパフォーマンスを披露しているものの、34戦でまだポイントを獲得することはできていない。
現在、ポイントを獲得できていない現役ドライバーは、ジョージ・ラッセルがリタイアした後に11位でフィニッシュしたチームメイトのニコラス・ラティフィだけだ。
しかし、ジョージ・ラッセルは、2020年シーズン中にトップ10内でフィニッシュできる可能性はまだあると楽観視している。
「ここ数週間で、僕たちは車両のセットアップと理解において飛躍的な進歩を遂げている」とジョージ・ラッセルは付け加えた。
「これから僕たちは一貫してアルファロメオやハースに前にいることができるはずだ」
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