F1 ”ビッグ4”
フォース・インディアの副チーム代表ロバート・ファーンリーは、F1のビッグチームは小規模チームに陰謀を企てているとして非難した。

F1カナダGP初日の5日(金)、マクラーレンのロン・デニスによってある会合が招集された。参加者はフェラーリ、メルセデスとレッドブルの代表者だけだった。

F1ストラテジーグループのメンバーであるウィリアムズとフォース・インディアは招かれてなかったが、ロバート・ファーンリーにはその理由はわかっているという。

「その意図は明白だ」とロバート・ファーンリーは Autosprint にコメント。

「彼らは我々を追い出したいんだ」

“4人組”が話し合っていたのはカスタマーカー、あるいはメルセデスのトト・ヴォルフの言葉を借りれば“フランチャイズチーム”についてだった。

「他チームがそれを望んでいないのはわかっている」とトト・ヴォルフは認める。

「だが、代替案を考える必要がある。次のグランプリ前に14台や16台になってもらっては困る」

「今のままで残れるというなら、必要にはならない」

“4人組”が合意したのは、マシンのフルパッケージを潜在的“フランチャイズチーム”に年間5,000万ユーロ(約70億円)で提供するというもの。

だが、F1の最高権威バーニー・エクレストンはそれを“許可する”ことに否定的な考えを示した。

「1つのコンペティターが別のコンペティターに供給することをどうしたら認められる?」とバーニー・エクレストンは Sky に述べた。

しかし、少なくとも、ビッグチームがそうしようとしていることをフォース・インディアのロバート・ファーンリーは知っているという。

「彼らは、パワーユニットのコストを下げ、予算キャップの導入、もしくは収益分配を改訂するという我々の提案を拒否しただけでなく、全てを手に入れようとしている。我々の取り分さえもね」

「彼らは独立チームを消滅させ、小さなカスタマーチームに置き換えたいんだ。そうすれば全ての金が彼らの元に転がり込む」

「カスタマーかは彼らが手に入れていない収益を手に入れるためのものだ」

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カテゴリー: F1 / フォース・インディア