2023年F1世界選手権:中国GPの代替レースは置かず23レースで確定
F1は中止が決定したF1中国GPのスロットを埋めないことを決定。2023年のF1世界選手権は23レースで確定した。

当初、2023年のF1世界選手権は24戦が予定されていたが、4月16日に組み込まれていたF1中国GPは暫定的に中止となった。しかし、中国で継続している新型コロナウイルス制限によって、レース開催は不可能と判断された。

F1中国GPのキャンセルにより、4月2日のF1オーストラリアGPと4月30日のF1アゼルバイジャンGPの間に大きなギャップが生じた。

F1は、アゼルバイジャンのレースを前倒しして、連戦となっていたF1マイアミGPと離すか、代わりのレースを見つけるオプションを検討した。

しかし、F1アゼルバイジャンGPのチーフは、通常、肌寒く風が強い4月のバクーの悪天候を懸念して、イベントの開催時期を早めることに消極的だった。

ポルトガルのポルティマオがF1復帰に結びついたこともあり、他の選択肢も検討されたが、そのアイデアはあまり進展しなかった。

中国当局は、今年のある時点で、元の日付に、または4月のスロットを別の会場と交換することで、レースをカレンダーに戻すことを望んでいたが、現在はそれも除外された。

そのため、F1は2023年シーズンが23レースにとどまると発表した。

「F1は、2023年シーズンが23レースで構成されることを発表する。カレンダー上のすべての既存のレース日程は変更されない」

これは、メルボルンとバクーでのレースの間に3週間のギャップがあることを意味する。

23レースへのスケジュールへ削減は、F1チームが使用できるコンポーネントの制限という点で、いくつかの影響がある。

ギアボックスに関して言えば、23レースのスケジュールは、F1チームがシーズンで使用できるギアボックスが4つに制限されていることを意味するが、カレンダーが24レースで実施された場合には追加のギアボックスが利用可能だった。

ただし、使用可能なF1パワーユニットの数は、開催されるレースの数によって変わることはない。各ドライバーは、年間を通じて3つの主要コンポーネント(ICE、MGU-K、MGU-H、ターボ)を使用できる。

2023年 F1カレンダー
Rd.日付グランプリサーキット
第1戦3月5日バーレーンGPバーレーン・インターナショナル・サーキット
第2戦3月19日サウジアラビアGPジェッダ・コーニッシュ・サーキット
第3戦4月2日オーストラリアGPアルバート・パーク・サーキット
第4戦4月30日アゼルバイジャンGPバクー・シティ・サーキット
第5戦5月7日マイアミGP マイアミ・インターナショナル・オートドローム
第6戦5月21日エリミア・.ロマーニャGPイモラ・サーキット
第7戦5月28日モナコGPモナコ市街地コース

第8戦

6月4日スペインGPカタルーニャ・サーキット
第9戦6月18日カナダGPジル・ヴィヌルーヴ・サーキット
第10戦7月2日オーストリアGPレッドブル・リンク
第11戦7月9日イギリスGPシルバーストーン・サーキット
第12戦7月23日ハンガリーGPハンガロリンク
第13戦7月30日ベルギーGPスパ・フランコルシャン
第14戦8月27日オランダGPザントフォールト
第15戦9月3日イタリアGPモンツァ・サーキット
第16戦9月17日シンガポールGPマリーナベイ市街地コース
第17戦9月24日日本GP鈴鹿サーキット
第18戦10月8日カタールGPロサイル・インターナショナル・サーキット
第19戦10月22日アメリカGPサーキット・オブ・ジ・アメリカズ
第20戦10月29日メキシコGPエルマノス・ロドリゲス・サーキット
第21戦11月5日ブラジルGPインテルラゴス
第22戦11月18日ラスペガスGPラスベガス市街地コース
第23戦11月20日アブダビGPヤス・マリーナ・サーキット


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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)