FIA表彰式
2018年のFIA表彰式が12月6日(金)、フランス・パリのルーブル美術館で行われ、FIA管轄のカテゴリーの上位入賞者にトロフィーが授与された。

この夜のハイライトは、間違いなくルイス・ハミルトンのプレゼンテーションだった。ルイス・ハミルトンは、自身6度目のF1世界タイトルの象徴的なトロフィーを獲得した。これにより、彼はミハエルシューマッハの7回のワールドチャンピオン記録まであと一つに迫った。

2019年のF1世界選手権でルイス・ハミルトンは昨年に匹敵する11勝を挙げ、全ラップを完走して全戦で入賞を果たしたハミルトンは413点という記録的なポイントを獲得した。

「これまでのキャリアで最高の年だった。チームとして達成したことを本当に誇りに思っている。6年目になり、世界タイトルを目指して戦ったこと、そして、僕たちがパフォーマンスを維持できたことは素晴らしいことだと思う。ドライバーとしては、今年のパフォーマンスに非常に満足している。たくさんの素晴らしいレースがあった。ここ数年はフェラーリと激しい戦いを繰り広げてきましたけど、その輪の中に別のチームがいることは僕たちたち全員にとってより挑戦的なものになった」

ルイス・ハミルトンの貢献により、メルセデスF1チームは6年連続のコンストラクターズ選手権の称号を獲得することができた。

受賞者でには、有名なアメリカの画家、彫刻家、版画家のフランク・ステラによってデザインされた、2019年の新しいトロフィーを授与さた。

世界ラリー選手権(WRC)では、オット・タナックとコ・ドライバーのマーティン・ヤルベオヤがタイトルを獲得し、2003年以来続いていたフランス人による支配を終わらせた。

「このようなものを長い間目標にしてきて、実際にそれを達成すると、ある種の安堵を感じる。当初、それは夢であり、過去数年間、僕たちは近くにいたが、様々な理由で、私たちは勝者になることができなかった。ようやくそれを達成でき、肩の荷が下りたように感じている。簡単な旅ではなかった。文字通り、水の中、火の中を通り抜けてきたけど、そのようなすべての戦いの後にタイトルを獲得することをそれはさらに良い味がする」と過去2年を2位で終えていたオット・タナックは語った。

2018年から2019年にかけてスーパーシーズンとして行われたFIA世界耐久選手権(WEC)では、トヨタがドライバーとチームの両方のタイトルを獲得。耐久レースのルーキーであるフェルナンドアロンソは、セバスチャン・ブエミと中嶋一樹とチームを組み、伝説的なル・マン24時間レースの2連覇を含む8戦のうち5勝を挙げた。

「このチャンピオンシップのすべてのラップを覚えている。1年半続いたのは奇妙だった!」とフェルナンド・アロンソは語った。

「2018年、F1と耐久レースの2つの世界選手権を組み合わせていたけど、非常に激しいものだった。でも、その経験が大好きだった。すべての世界選手権はユニークであり、再びワールドチャンピオンとしてここに座ることは素晴らしいことだ。私の最初の賞は、1996年にFIAカート世界選手権に参加したときだった。それから23年後、FIA世界耐久選手権に参加している。長いキャリアだったけど、自分の仕事を愛し、最高のレベルでパフォーマンスをしている限り、どのカテゴリーにいるかは関係ない。耐久レースで感じるスピリットと雰囲気は非常に特別だ。両方の車のチームメイトとの友情。すべてがユニークであり、以前の経験と比較することはできない」

フォーミュラEでは、ジャン・エリック・ベルニュが3勝を挙げてチャンピオンシップ史上初のタイトル連覇を達成した。

「もう一度達成できたこと本当に嬉しく思う」とジャン・エリック・ベルニュは語った。

「簡単なシーズンではなかったけど、僕たちはここにいる。今年のチャンピオンシップはある意味で最初よりも難しかったと思う。ポイトを獲得するレースが4戦続いて、周りの誰も僕がタイトルを獲得できるとは信じていなかったし、僕でさえ自信を失っていた。でも、それが本当に今シーズンから学んだことだ。希望を失うことは決してなく、物事を好転させる力を自分の中に見つけることと言うことをね。フォーミュラEはシーズン7からFIA世界選手権になるのでで、ワールドチャンピオンになれるように表彰式に戻って来なければなりならい!}

ルーキー・オブ・ザ・イヤーには、レッドブル・ホンダのアレクサンダー・アルボンが選出された。パーソナリティ・オブ・ザ・イヤーには、今年亡くなったメルセデスのエグゼクティブディレクターで3度のF1ワールドチャンピオンであるニキ・ラウダに授与された。

アクション・オブ・ザ・イヤーは、F1イギリスGPでシャルル・ルクレールと壮大なバトルを演じたマックス・フェルスタッペンに与えられた。



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カテゴリー: F1 / FIA(国際自動車連盟)