フェラーリF1またも失態…タイヤ未準備 ガン放置 アンセーフリリース
3番グリッドからスタートしたカルロス・サインツJr.は、1周目にルイス・ハミルトンとわずかに接触して順位を落としたにもかかわらず、14周目にピットインするまでポジションを維持していた。
しかし、メカニックが新しい左リアのミディアムタイヤが本来あるべき場所にないことに気付いたため、カルロス・サインツJr.はほぼ12秒間静止していた。
メカニックはホイールガンを地面に置き、セルジオ・ペレスが自分のピットボックスを出たときにひっくり返された。スチュワードはしばらく後にザントフォールトピットの窮屈な性質のために、どちらの当事者にもペナルティを科さないことに決めた。
コックピットで待たされている間、カルロス・サインツJr.は無線で『Oh. My God』と憤慨。それに比べて、レッドブルは、はるかに滑らかなストップを実行した。
「めちゃくちゃだ。めちゃくちゃなことが起こった」とマッティア・ビノットはレース中にSky Sports F1に語った。
「非常に遅い判断で、メカニックは準備ができていなかった」
「最終コーナー、バンクのところで決断した。十分な時間ではなかったが、最後にレビューする」
その後のピットストップは、カルロス・サインツJr.がピットボックスからフェルナンド・アロンソの進路に案内されたときにさらに大きなダメージを与え、アンセーフリリースとして 5 秒のペナルティを与えた。
それは、カルロス・サインツJr.が、バルテリ・ボッタスのリタイアによってイエローフラッグが出ていたメインストレートでエステバン・オコンを追い抜いたように見えた後だった。
つまり、5位でラインを越えたにもかかわらず、レース後のペナルティが適用されてカルロス・サインツは最終的に8位に分類された。
「そうだね。めちゃくちゃだった」とカルロス・サインツJr.は認めた。
「レース全体でトラブルに見舞われた。最初はピットストップの混乱、非常にわずかな差で自分自身を救ったイエローフラッグ、そして、アンセーフリリース」
「非常にタフなレースだったし、物事は思い通りに進まなかった。僕たちが目指したセットアップは期待通りに機能せず、スタートでハミルトンとの件でダメージを負った後、全体的に少しペースが足りなかった」
「もちろん、最初のピットストップの遅れが原因で、多くのレースタイムが失われた。その後、その状況で私にできることは他に何もなかったにもかかわらず、アンセーフリリースのペナルティを受けた」
「あれはアンセーフリリースではなかった」
「僕が回避行動をとったのに、彼らはペナルティを与えた。非常に苛立たしいことだと思う。そこは理解できていないので、今FIAと話すつもりだ」
カルロス・サインツJr.は、F1-75のレースペースに満足している一方で、来週末のホームレースであるモンツァでのイタリアGPの前に、チームが検討すべきことがまだたくさんあることを認めた。
「レースでの車のフィーリングには満足していない」とカルロス・サインツJr.は語った。
「運転するのはとてもトリッキーだった。僕たちは常にリアと戦っていた。オーバーヒートが多かった」
「予選ほどレースでクルマが強くない理由を突き止める必要がある。タフなレースだったけど、今はホームであるモンツァでの次のレースに集中したい」
カテゴリー： F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1オランダGP
