フェラーリF1、バクーでのF1エンジン関連の信頼性問題に困惑
スクーデリア・フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、2022年F1第8戦アゼルバイジャングランプリで経験したエンジン関連の信頼性問題の暗い現実を認めた。

スクーデリア・フェラーリにとって日曜日のF1アゼルバイジャングランプリは悪夢のような週末になった。ポールシッターのシャルル・ルクレールは、レースをリードしていた21周目にパワーユニット故障の犠牲者となってレースを終えた。8周目にはチームメイトのカルロス・サインツも油圧の問題でリタイアしている。

また、フェラーリのエンジンカスタマーでらうハースF1チームのケビン・マグヌッセン、アルファロメオの周冠宇のリタイアもエンジンに関連している可能性があり、懸念の原因となっている。

レースの直後、マッティア・ビノットは、チームにとって大きな悪影響を与えた故障を説明するための即時の回答がないことを明らかにした。

「まだ分析して理解する必要がある」とマッティア・ビノットは語った。

「2台の車で行うことできると思う。彼らは異なる問題を抱えていた。カルロスに関しては、油圧システムを見ていき、うまくいけばそれを特定できるだろう」

「シャルルについては、エンジンに関連しているのは確かであり、それは煙によって非常に明白だと思う。過去に起こった問題か? 私はそうは思わないが、多分そうだ。我々のカスタマーチームに何が起こったのかについても調べている」

「しかし、テレメトリデータだけでは問題に対する明確な答えが得られるとは思わない。コンポーネントはマラネロに返送され、通常どおり、分解して、理解し、できるだけ早く修正することを目指す」

「品質、信頼性、その他の使い方にようるものか? まだ分からない。しかし、信頼性の問題がたくさん起こっている場合、問題があることは間違いないと思う」

「ここバクーに来る前から言っていたと思う。パフォーマンスと同じように信頼性は常に戦いの鍵となる要素だ」

「チームとして、我々は昨年の冬に車を開発するために多くのことを推し進めた。我々はまだ信頼性が完全ではないことを証明した。まだやるべきことがいくつかある」

マッティア・ビノットは、障害はさまざまな原因に起因している可能性が高く、さまざまな修正が必要になると示唆した。

「これらすべての問題が同じというわけではない」とマッティア・ビノットは説明した。

「いくつかは非常に迅速に修正できるかもしれないが、まだ分からない。正直なところ、理解するための分析に少し時間がかかると思う」

「おそらく、過去の問題と同じものもあれば、そうでないものもあるだろう」

ハースF1チームとアルファロメオのリタイアについても調査が必要だとマッティア・ビノットは述べた。

「おそらく周のリタイアアは我々の供給コンポ―ネントとは関係がないと思う」とマッティア・ビノットは言った。

「しかし、繰り返しになるが、注目すべき点がある。全体として、そこで何が起こっていたとしても、それは常に役に立つ」

「我々がカスタマーチームに提供している理由は、ビジネスのためではなく、技術的なフィードバックを得られることの方が重要だ」

「だから、何が起こっていても、それは確かに有用だ。赤い車に搭載されているコンポーネントに対して行っているのと同じくらい、時間をかけてそれらのコンポーネントを分析していく」

スクーデリア・フェラーリ

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / F1アゼルバイジャンGP