フェラーリF1 「SF21の真のポテンシャルを理解するには3~4戦が必要」
フェラーリF1のチーム代表を務めるマッティア・ビノットは、2021年F1マシン『SF21』の真のポテンシャルを完全に理解するためにはさらに3~4レースが必要だと語る。

40年間の歴史で最悪のシーズンとなった昨年から立ち直ろうとしているフェラーリF1は、2021年の開幕戦F1バーレーンGPでシャルル・ルクレールは6位、新加入のカルロス・サインツは8位とダブル入賞を果たし、有望なスタートを切った。

フェラーリF1のチーム代表マッティア・ビノットは、SF21が2020年F1マシンから明らかに改善を果たしていると確信しているが、チームが今年の勢力図でどの位置にいるかを判断するのはもっと多くのレースが必要だと強調する。

「トップのライバルに対して我々が失っているギャップはレースでまだ大きかったと思う。表彰台へはまだ長い道のりだ」とマッティ・ビノットは語る。

「だが、それはトラックにも依存する。マラネロでの設計と開発の観点から、我々全員が2022年に焦点を合わせているため、そのマシンの開発にはあまり取り組んでいないことを知っている」

「ドライバーたちはマシンを学び始めている。我々はマシンの限界が何であるかを把握し始めている。最終的にはそれらに対処できる、もしくは改善させられるかもしれない」

「したがって、今後3~4レースが他と比較した我々のマシンの真パフォーマンスとポテンシャルがどうであるかを初めて示すものになると思うので、判断を下す前にそれらを待っている」

フェラーリF1が、新型パワーユニットを含め、昨年から進歩を遂げているが、マッティア・ビノットはチームが望んでいる場所に戻すためにはやるべきことがまだたくさんあると認める。

「我々はすべての分野で不足していると思う」とマッティア・ビノットは認める。

「我々はまだエンジン面で不足している。だが、ギャップは以前よりも確実に縮まっっており、収束していると思う」

「再び新しいパワーユニットが再び来年には、他のユニットに追いつくか、ベンチマークを設定できることを願っている。空力(中速から高速のダウンフォース)もパッケージ全体だと思う。しかし、今では違いはどんどん近づいている」

「さらに重要なのは、我々が適切なツールを使用して適切な方向に取り組んでいることだ。これにより、将来的に我々は強くなるだろう」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ