フェラーリF1 「マスク着用がメカニックにとって最大の課題」
フェラーリF1のスポーティングディレクターを務めるローラン・メキースは、今年のグランプリ週末におけるF1メカニックにとっての最大の課題は恒久的なマスク着用だと考えている。

2020年のF1世界選手権は来週オーストリアでいよいよスタートするが、新型コロナウイルスの感染を防ぐためにパドックおよび各F1チームの作業環境内では必須の安全・衛生対策が講じられる。

F1チームは外の世界と切り離すというニュアンスの“バブル”内で動き、お互いに分離され、各チーム内でもサブバブルが編成され、特定のプロトコルにしたがってPPE(個人用保護具)が頻繁に使用される。

ローラン・メキースは、マスク着用が必然的にF1チームのガレージの暑さと限られたスペースで作業するメカニックとエンジニアにある程度の不快感を引き起こすと語る。

「マスク着用は我々の通常の生活の一部になっており、今では、我々全員がそれに慣れ始めています」とローラン・メキースはビデオ会見で語った。


「ここフェラーリでそれは必須となっており、ファクトリーでは常にマスクを着用していますが、オフィス環境で着用することと、レーストラックの40度の環境で着用するのはまた別のことだ」

ローレン・メキースによると、フェラーリF1は、加圧された作業環境でのマスク着用に対処する方法についてスタッフに勧告を出しており、チームは定期的な休憩がスケジュールされ、スタッフがガレージスペースから離れることができるようにしたと語る。

「我々は、スタッフが休憩を取り、呼吸エクセサイズをして、可能な限り最高の状態を保てるように呼吸エクセサイズに関していくつかの対策を講じようとしている」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ