フェラーリ、同士討ちでお互いを非難 / F1ブラジルGP
残り6周、3位をフェラーリの二人はかけて争っていた。シャルル・ルクレールはターン1でセバスチャン・ベッテルを抜いたが、ターン4に向かうストレートでベッテルが順位を取り戻しにかかる。
セバスチャン・ベッテルが右側からシャルル・ルクレールを抜き返したが、進路を戻すのが早すぎたのか2台のタイヤ同士が接触。この接触でルクレーはサスペンションにダメージを負い、ベッテルはタイヤがパンク。2人ともリタイアさせ余儀なくされた。
事故の直後に、2人は無線で互いをののしり合っていた。
セバスチャン・ベッテルは「ああ、パンクだ・・・彼は何やっているんだ！」と絶叫。シャルル・ルクレールは放送禁止用語を発したためかピー音だけが国際映像に流れた。
レース後、落ち着きを取り戻したシャルル・ルクレールは「僕は狂った男ではない。ただチームのために本当に申し訳なく思っている」とコメント。
「彼らはもっと良い結果にふさわしい。2台がリタイアするのは本当に残念なことだ。でも、その一方でそれまでのレースは素晴らしい買った。でも、今回のレースから得られるポジティブなことはあまりないね」
「僕としてはターン1でうまくオーバーテイクして、ターン4にむけて前を走っていた。セブが仕掛けてくるのはわかっていたので、インサイドをブロックした。彼はアウトサイドを回ろうとしていた」
「スペースはほとんどなかったけど、彼はそこにあることを知っていた。そのあと、ストレートの終盤で彼は僕を少し絞ってきたと思う。そして、僕たちは接触した」
「残念だし、とにかくチームに申し訳なく思う。状況をもっと良く分析していく。少ししか映像を見ていたし、意見はあるけど、どうなるか見てみるよ」
一方のセバスチャン・ベッテルは「右側にあまりスペースがなかったし、明らかに僕の方がターン3をうまく抜けていたので、追い抜きを試みた。それだけのことだ」とコメント。
「レースをフィニッシュできあんかったことはもちろんチームにとって残念だ。それが最優先だからね」
フェラーリのF1チーム代表を務めるマッティア・ビノットは、両ドライバーがそれぞれに責任を負わなければならないと述べた。
「いずれにしろ、二人がクラッシュするときは、二人のドライバーがいるわけだし、二人ともに小さな割合、もしくは責任の一部の割合があると思う。だが、今は判断したくはない」
カテゴリー： F1 / スクーデリア・フェラーリ
