フェラーリF1代表、チームの不正行為を示唆した報道や発言に激怒
フェラーリのF1チーム代表マッティア・ビノットは、F1アメリカGP後にF1エンジンの不正行為を示唆したマックス・フェルスタッペンの発言に激怒。“完全に間違った発言”だと主張した。

マックス・フェルスタッペンは、F1アメリカGPでのフェラーリのパフォーマンス低下は、週末にFIAが発行した技術指令の結果であり、これまでフェラーリが不正に燃料流量を増加させていたことを示唆した。

「もちろん、不正行為をやめるとそうなりる」とマックス・フェルスタッペンはコメント。

「もうしっかりと調査されている。でも、僕たちはそれについて注意し続けていかなければならない」

マックス・フェルスタッペンのこの発言は、レッドブル・ホンダがおそらくフェラーリが採用していると考える燃料流量システムの合法性を明確化するために、いくつかソリューションをFIA(国際自動車連盟)に提出。FIAの技術部門がそれを精査し、F1アメリカGPに先立ってレッドブルの提起したコンセプトは違法であるとの技術指令を発行したことを受けてのものだった。

激怒したマッティア・ビノットは、F1アメリカGP決勝でのチームのパフォーマンスの低さはエンジンパワーには関係していないと主張した。

「今週末、技術指令についてとマシンへの影響についての多くのコメントを読んだし、耳にした」とマッティア・ビノットはコメント。

「レース終了後にもコメントを聞いたが、非常に残念なことだと思う」

「実際、前回のレースと同じように昨日はポールポジションに非常に近かったと思う。セブは昨日ポールを獲得できたと思うが、コーナーで少し慎重すぎたかもしれない」

「シャルルは午前中に明らかな問題を抱えていた。FP3を完全に失い、マシンに取り付けたエンジンをダウングレードした。それでわずかに低下した。そこはエンジンのアップグレードの間で予想できていたことだ。パワーユニットはモンツァで導入したスペック3ではなく、スペック2だった」

「全体的に、Q3の彼のパフォーマンスと、午前中に問題がなければ何ができたのかを考えれば、彼もポールを獲得できた可能性があると確信している」

「正直に言って、技術指令にはこれから目を通す。今週末は詳しくはみていない」

「シーズンの35番だと思う。チームがFIAとFIAの返信から明確化を求めるのは通常のプロセスだ」

「予選に影響はあったか? 私はわからない。答えられない」

セバスチャン・ベッテルは日曜日のレースで序盤から苦労し、最終的に8周後にサスペンションの問題に見舞われてリタイアしたが、シャルル・ルクレールは決して表彰台争いに絡むことができず、4位でレースを終えた。

マッティア・ビノットは、フェラーリのグリップ不足がサーキット・オブ・ジ・アメリカズでのドライバーの苦戦の主犯であると特定した。

「今日のレースを見れば、ストレートでのスピードは問題ではなかったが、両方のドライバーの最初のスティントでのマシンのグリップに明らかな問題があった」とマッティア・ビノットはコメント。

「スポーツにおいて、間違ったタイプのコメントだ。スポーツにとって良いことではない。誰もがもう少し慎重になるべきだと思う」

シャルル・ルクレールはまた、マックス・フェルスタッペンの告発的な発言を非難した。

「完全に正直に言えば、ジョークとしか思えない」とシャルル・ルクレールはコメント。

「彼には何の手がかりもない。彼はチームの人間ではない。僕たちは自分たちが何をやっているか完全に把握しているし、彼が僕たちのことを何も知らないのにどうしてあんなことを言えるのはわからない」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ