F1 フェラーリ
FIA(国際自動車連盟)は、フェラーリに車載カメラをドライアイスを詰めた“アイスバッグ”で冷やすという行為を禁止するよう通達した。

フェラーリは、走行を終えてマシンがガレージに入るたびに車載カメラにアイスバッグを乗せていた。フェラーリは、冷却のためだと主張していたが、それによってカメラのレンズは覆われ、ライバルチームはステアリングやマシンの他の設定が国際映像に映ることを隠すためではないかと疑っていた。

F1レースディレクターのチャーリー・ホワイティングは、この件を調査。FOMからもカメラの使用についての不満の声が挙がったため、先週末のF1イタリアGPのレース前にそのような行為を中止するようフェラーリに伝えた。

だが、フェラーリはモンツァのグリッドでアイスバッグの代わりに傘を使てカメラを遮っていた。

また、フェラーリはアイスバッグで車載カメラを冷やすことによってパフォーマンスを得ているのではないかとの疑いがあり、FIAの広報担当は車内の電子機器の温度についても監視を続けていくと述べた。

「我々はフェラーリにアイスパックの使用をやめるよう依頼した」とFIAの広報担当はコメント。

「主な理由は、FOMがそのような行為を満足していなかったことにある。内部ECUの問題もあり、FIAはFOMとともに監視を続けていく」

また、FIAは、フェラーリが規定外の設定を隠そうとしているとの理論は的が外れていると付け加えた。

「カメラバッグは、ダッシュボードがテレビに映るのを妨げていた。必然的にそれはいくつかの陰謀論を導いたが、FIAはダッシュボードのソフトウェアについて把握していていなければならないことはすべて知っているというのが現実であり、そこは完全に合法だ」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ