マックス・モズレー
FIA会長のマックス・モズレーは、予算キャップに対しるルカ・ディ・モンデーモロの批判に反論。F1はフェラーリなしでも生き残ると主張した。

ルカ・ディ・モンテゼーモロは、FIAに対して手紙で予算キャップの導入を批判していた。

手紙の中でルカ・ディ・モンテゼーモロは、予算キャップがスポーツの信頼性を揺るがし、施工するのは難しい主張。「新しいレギュレーションの全ての面が慎重に再考されるべきだ」と提案していた。

しかし、マックス・モズレーは、4,000万ポンドの予算キャップが、F1の健康のためには不可欠であり、フェラーリがF1を去っても、単に「悲しい」だけだろうと主張。
また、フェラーリは、節約することができるお金を取締役会に弁明するのが難しいのだろうと語る。

「F1はフェラーリなしでも生き残れる。フェラーリを失うことは非常に悲しいだろう。イタリアのナショナルチームだからな」

「チームは取締役会にいって、『FIAが望むよりも1,000万ポンド使いたいので、FIAと争いたい』と語ると思う。取締役会は『他のチームができるなら、なぜ4,000万ポンドでできない?』と言うだろう」

モズレーは、FIAは予算キャップから退くつもりはなく、短期的にも長期的にもF1の健全な財政のためには不可欠なことだと強調する。

「予算キャップは定着する。議論の余地はあり、2011年には上下するかもしれない。2014年に経済が回復すれば、上がるかもしれない。F1の利益の中で調整する可能性はあるが、誰もが同じ土俵の上にいることになる」

「信用収縮は、まだあまりF1に打撃を与えていない。我々がホンダを失ったのは明らかだが、本当の危機は、現在の契約を更新するときに来るだろう」

「これらの契約は、株価が落ち込む前にサインされたものだ。FOMは、チームにそれらの多くのお金を与えることはできないと思う」

モズレーは、予算キャップを監視することは難しいだろうと認めるが、規則違反のいかなる疑いでも完全に調査するだろうと語る。

「苦情や不正行為は多くなるだろう。誰かが不正行為をしていたとの疑いが少しでもあれば、我々はチェックのためにチームに送り込む。それは契約の一部だ」

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ / FIA(国際自動車連盟)