フェラーリ F2012
フェラーリのテクニカルディレクターを務めるパット・フライは、ライバルに対してのF2012のパフォーマンスに不満を抱いていることを認めた。

3日間のテストを終え、フェラーリ F2012はまだタイムシートのトップに名を連ねるほどのパフォーマンスは発揮できていない。

「現時点での我々の位置には満足していない」とパット・フライはコメント。

「ここから改善させる余地はたくさんあると思う。信頼性はいい。パフォーマンス面もOKだと思っているが、パフォーマンスに取り組み、いくつかのコーナーやコーナーの特定の部分で改善させられると思う。だが、全てのものを働かせることができるまでまだ満足とは言えない。やらなければいけない作業はたくさんあると思う」

「基本的なプラットフォームはOKだ。テストしなければならない様々な特徴や全てのものを調査している。コーナー特性で発展させられると思うし、コーナー入り口、中盤、出口で異なることができる。それらの正しいバランスを見つけようとしている」

「我々はここでかなり大きなマトリクスに取り組んでいる。走行ごとにほぼ異なる構成を試している。ここやファクトリーに戻ってから分析することはたくさんある。我々はシミュレーターを使用しているし、すべてを結びつけられるようにシミュレーションしているので、適切にパッケージをまとめることができる」

「すべてがより圧縮されているので、全員に多くのプレッシャーがあると思う。一週間のブレークがあるが、そのあと丸二週間でメルボルンのために貨物輸送に荷物を詰める。全員にとってやらなければならない作業はたくさんある。それはピットレーンにいる全チームにとって同じことだ」

「我々は燃料を抜いてラップタイムを出すことに集中していない。次のレースまでには12日間のテストしかない。我々は全ての時間を最大限に活用しなければならない」

「フィオラノの雪によって少し足元をすくわれてしなったし、フェリペの初日の午前中はそこでやろうとしていたことに時間を費やしたのは確かだ。今は追いつこうとしているところだ。今は正しくパッケージをまとめあげることが重要だ」

「正直、フロントサスペンションは大きな問題ではない。小さな空力、小さな重心の効果だ。過去に人々が採用していたものとは異なっている。だが、正直大きなリクではない」

「理にかなった構造だ。最後のわずかなパフォーマンスのために採用している。小さな利益であり、重量は少し犠牲になったが、全体的な重量は下がっている。最終的には正常な行為だった」

「最初の二日間は信頼性の問題はまったくなかった。今日は小さなハイドロ系の問題があった。今晩いくつか新しいものを装着するので様子をみてみたい」

「マシン、信頼性はいつものようにかなり良いと思っている。パフォマンス面は文字通り正しいものをまとめようとしているところだし、多くの分析が必要だ。我々全員が懸命に作業している」

ヘレステスト最終日はフェルナンド・アロンソがF2012のテストを担当する。フェラーリは、3日目に90分の走行時間を犠牲にした問題を繰り返さないためにマラネロからパーツを空輸する。

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カテゴリー: F1 / スクーデリア・フェラーリ