山越陽悠 F3モナコ戦スプリントレースで初優勝「モナコの勝者になれた」
山越陽悠(ファン・アメルスフォールト・レーシング)が、2026年FIA F3モナコGPスプリントレースでポール・トゥ・ウインを達成し、FIA F3初優勝を飾った。

モンテカルロ市街地コースで行われたスプリントレースは、オープニングラップから多重接触による赤旗中断に見舞われる荒れた展開となったが、山越陽悠は再スタート後も冷静なレース運びを披露。最後まで首位を守り切り、モナコでの記念すべき初勝利を手にした。

赤旗中断の混乱でも首位を譲らず
スタートで山越陽悠は好発進を決め、ターン1をトップで通過。ジェラール・シエ(DAMSルーカスオイル)が続き、ペドロ・クレロが3番手につけた。

しかしロウズ・ヘアピンで複数台が絡むアクシデントが発生。ブラッド・ベナビデス、トゥウッカ・タポネン、クリスチャン・ホー、ブランド・バドエルがストップし、セーフティカー導入後に赤旗が提示された。

コース清掃後にレースは残り時間制で再開されたが、山越陽悠はリスタートでも首位を維持。シエが背後0.5秒以内でプレッシャーをかけ続けたものの、トップの座を明け渡さなかった。

再度のセーフティカーにも動じず初優勝
残り17分には再びロウズ・ヘアピンで接触が発生し、セーフティカーが導入された。

エルネスト・リベラ、フレディ・スレーター、テオフィル・ナエルが接触し、スレーターには後に接触の責任を問われ10秒加算ペナルティが科された。

残り14分でレースが再開されると、山越陽悠は再び完璧なリスタートを決め、シエとチームメイトのブルーノ・デル・ピノを引き離した。

終盤にはスイミングプール出口のデブリ回収のためVSCも導入されたが、グリーンフラッグ後には約2秒のリードを築く盤石の展開。上位勢がDRSトレイン状態となったことでオーバーテイクは困難となり、山越陽悠はそのままチェッカーフラッグを受けた。

山越陽悠 FIA F3選手権

ファン・アメルスフォールト・レーシングにモナコ初勝利
2位にはシエが入り、自身初のF3表彰台を獲得。3位にはデル・ピノが続き、ファン・アメルスフォールト・レーシングは2台同時表彰台を達成した。

チームにとってもモナコでの初勝利となり、2026年シーズンのスプリントレース2勝目を記録。チームランキング首位の座をさらに強固なものとした。

山越陽悠はレース後、モナコでの勝利の喜びを次のように語った。

「ここで勝てて本当に特別な気持ちです。たとえスプリントレースだったとしても最高です。勝利は勝利ですからね」

「これで僕はモナコの勝者になりました。本当に特別なことです。夢が叶いましたし、この結果をとても嬉しく思っています」

タイトル争いでも大きな意味を持つ一勝
モナコはF1を頂点とするフォーミュラカテゴリーの中でも特別な意味を持つサーキットとして知られる。狭い市街地コースではミスが許されず、リスタートやタイヤマネジメント、トラフィック処理など総合力が求められる。

その舞台で山越陽悠はスタートからフィニッシュまで一度も首位を譲らず完勝。FIA F3参戦キャリアにおいて大きな節目となる初優勝を、世界で最も名誉ある市街地レースのひとつで成し遂げた。

決勝のフィーチャーレースは現地時間日曜日午前7時45分にスタート予定。ポールポジションからスタートするテオフィル・ナエルを中心に争われるが、スプリントレースを制した山越陽悠にも大きな注目が集まる。



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カテゴリー: F1 / FIA F3