F2 第9戦 レース2 | N.ラティフィが優勝、牧野11位・福住17位
FIA F2選手権 第9戦 ベルギー大会のレース1が8月26日(日)にスパ・フランコルシャンで行われ、ニコラス・ラティフィ(DAMS)がポールポジション・トゥ・ウィン。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は11位、福住仁嶺(BWT Arden)は17位でレースを終えた。
朝から気温の低いコンディションとなったスパ・フランコルシャンで、F2シリーズ第9戦のレース2が行われた。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は6列目12番手から、レース1でリタイアとなった福住仁嶺(BWT Arden)は最後尾、20番手からのスタートとなる。
午前10時50分、所々青空が覗く好天ながら気温は11℃と低いコンディションの中、レースはスタート。フォーメーションラップで3台がグリッド上でストップし、ピットスタートになっている。スタートを無事に乗りきった2人は、1周目に牧野が11番手、福住が15番手。2周目に牧野は後続に先行を許し13番手にポジションを落とす。福住もマシンにトラブルを抱えペースが上がらず、5周目以降ポジションを下げて18番手にダウンする。
中盤から終盤にかけてペースを取り戻した牧野は、激しいポジション争いを展開。10周目に12番手、12周目には11番手にポジションアップを果たす。福住はペースを取り戻せないまま周回を重ね、17番手でフィニッシュ。牧野の追い上げも11番手までに終わり、レースはチェッカーフラッグとなった。
優勝はポールポジションからスタートしたニコラス・ラティフィ(DAMS)、2位にはランド・ノリス(Carlin)、3位にはアレクサンダー・アルボン(DAMS)が続いた。
今大会を終えてランキング首位で188ポイントを獲得しているジョージ・ラッセル(ATR Grand Prix)に対し、ランド・ノリスが183ポイントの獲得で5ポイント差まで縮めた。牧野任祐は20ポイントで16位、福住仁嶺は11ポイントで18位。
F2シリーズの第10戦はイタリア・モンツァで、8月31日(金)~9月2日(日)に行われる。
牧野任祐(レース2・11位)
「スタートは悪くなかったです。ターン5で前を抜こうとした際にフロントウィングと僕の右リアが当たって、ダメージはそうなかったと思うんですけど、1周目からバランスはかなりオーバー傾向でした。それでタイヤをずっと持たせる走りに専念して、終盤に周囲のペースが顕著に落ちてきて、いける感じだったのですが、ラスト3周ぐらいで僕のタイヤもいってしまって。それで順位を上げるまでにはいきませんでした。可もなく、不可もなくのレースでした。今週はみんなもそうですけど、レース1からタイヤの垂れに苦労し続けた週末でした。シルバーストン辺りから、タイヤはずいぶんうまく持たせられるようになってきたのですが、今回はちょっとひどかったです。車体セットアップと、自分の走りの改善と、もう一押し、なにかが必要ということですね。昨日からセッティングは大きく変えているのですが、その効果はあまり出ていないです。次のモンツァで、その辺は見てみようと思います」
福住仁嶺(レース2・17位)
「正直言って、我慢の限界という感じです。ハンガリーでステアリングが右に曲がったままになった問題が、ここに来ても依然として解決できてない。今日のレース2も、そのままスタートせざるをえませんでした。そして走り出したら、今度はDRSがまったく作動しませんでした。昨日のエンジンブローで燃えた際に、DRSのアクチュエーターとかも火をかぶって、それがしっかり修理できてなかったのかもしれませんけど、チームからはなんの説明もないので僕にはよく分かりません。そんな状況だったので、レースをしている状態ではありませんでした。ただ予選一発の速さは改善できているし、そこは今週末の収穫でした。次のモンツァでヨーロッパラウンドは終わってしまいますし、ベストの結果を出したいです」
カテゴリー: F1 / FIA F2
朝から気温の低いコンディションとなったスパ・フランコルシャンで、F2シリーズ第9戦のレース2が行われた。牧野任祐(RUSSIAN TIME)は6列目12番手から、レース1でリタイアとなった福住仁嶺(BWT Arden)は最後尾、20番手からのスタートとなる。
午前10時50分、所々青空が覗く好天ながら気温は11℃と低いコンディションの中、レースはスタート。フォーメーションラップで3台がグリッド上でストップし、ピットスタートになっている。スタートを無事に乗りきった2人は、1周目に牧野が11番手、福住が15番手。2周目に牧野は後続に先行を許し13番手にポジションを落とす。福住もマシンにトラブルを抱えペースが上がらず、5周目以降ポジションを下げて18番手にダウンする。
中盤から終盤にかけてペースを取り戻した牧野は、激しいポジション争いを展開。10周目に12番手、12周目には11番手にポジションアップを果たす。福住はペースを取り戻せないまま周回を重ね、17番手でフィニッシュ。牧野の追い上げも11番手までに終わり、レースはチェッカーフラッグとなった。
優勝はポールポジションからスタートしたニコラス・ラティフィ(DAMS)、2位にはランド・ノリス(Carlin)、3位にはアレクサンダー・アルボン(DAMS)が続いた。
今大会を終えてランキング首位で188ポイントを獲得しているジョージ・ラッセル(ATR Grand Prix)に対し、ランド・ノリスが183ポイントの獲得で5ポイント差まで縮めた。牧野任祐は20ポイントで16位、福住仁嶺は11ポイントで18位。
F2シリーズの第10戦はイタリア・モンツァで、8月31日(金)~9月2日(日)に行われる。
牧野任祐(レース2・11位)
「スタートは悪くなかったです。ターン5で前を抜こうとした際にフロントウィングと僕の右リアが当たって、ダメージはそうなかったと思うんですけど、1周目からバランスはかなりオーバー傾向でした。それでタイヤをずっと持たせる走りに専念して、終盤に周囲のペースが顕著に落ちてきて、いける感じだったのですが、ラスト3周ぐらいで僕のタイヤもいってしまって。それで順位を上げるまでにはいきませんでした。可もなく、不可もなくのレースでした。今週はみんなもそうですけど、レース1からタイヤの垂れに苦労し続けた週末でした。シルバーストン辺りから、タイヤはずいぶんうまく持たせられるようになってきたのですが、今回はちょっとひどかったです。車体セットアップと、自分の走りの改善と、もう一押し、なにかが必要ということですね。昨日からセッティングは大きく変えているのですが、その効果はあまり出ていないです。次のモンツァで、その辺は見てみようと思います」
福住仁嶺(レース2・17位)
「正直言って、我慢の限界という感じです。ハンガリーでステアリングが右に曲がったままになった問題が、ここに来ても依然として解決できてない。今日のレース2も、そのままスタートせざるをえませんでした。そして走り出したら、今度はDRSがまったく作動しませんでした。昨日のエンジンブローで燃えた際に、DRSのアクチュエーターとかも火をかぶって、それがしっかり修理できてなかったのかもしれませんけど、チームからはなんの説明もないので僕にはよく分かりません。そんな状況だったので、レースをしている状態ではありませんでした。ただ予選一発の速さは改善できているし、そこは今週末の収穫でした。次のモンツァでヨーロッパラウンドは終わってしまいますし、ベストの結果を出したいです」
2018年 F2 第9戦 ベルギー レース2 結果
P | No | Driver | Team |
---|---|---|---|
1 | 6 | ニコラス・ラティフィ | DAMS |
2 | 19 | ランド・ノリス | Carlin |
3 | 5 | アレクサンダー・アルボン | DAMS |
4 | 4 | ニック・デ・フリース | PERTAMINA PREMA Theodore Racing |
5 | 1 | アルテム・マルケロフ | RUSSIAN TIME |
6 | 14 | ルカ・ギオット | Campos Vexatec Racing |
7 | 8 | ジョージ・ラッセル | ART Grand Prix |
8 | 16 | アルジュン・マイニ | Trident |
9 | 18 | セルジオ・セッテ・カマラ | Carlin |
10 | 7 | ジャック・エイトケン | ART Grand Prix |
11 | 2 | 牧野任祐 | RUSSIAN TIME |
12 | 10 | ラルフ・ボスチャング | MP Motorsport |
13 | 20 | ルイス・デレトラズ | Charouz Racing System |
14 | 15 | ロイ・ニッサニー | Campos Vexatec Racing |
15 | 17 | アレッシオ・ロランディ | Trident |
16 | 11 | マキシミリアン・ギュンター | BWT Arden |
17 | 12 | 福住仁嶺 | BWT Arden |
18 | 9 | ドリアン・ボコラッチ | MP Motorsport |
19 | 21 | アントニ・フォコ | Charouz Racing System |
20 | 3 | ショーン・ゲラエル | PERTAMINA PREMA Theodore Racing |
カテゴリー: F1 / FIA F2